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vol.8  ハワイアン・ウェディング 編

  
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ハワイアンのローカル結婚式

花婿は素足で短パンにアロハシャツ、花嫁はシャンペンホワイトのワンピース姿。牧師さんと、お二人のご両親、友人らしきカメラマンが一人。彼らは、海辺の公園で結婚式をあげていました。
ささやかなセレモニーに引き寄せられた私は、そのまま目が離せなくなってしまい、芝生に腰をおろし見学させてもらうことにしました。

夕凪の海を渡る潮風と、夕方の優しい日差しが、彼らの飾り気のないいでたちを眩しく彩っています。
「いいなァ」とつぶやきつつ、私は思わずうっとりと見惚れてしまいました。

性懲りもなく・・?

実は私、結婚していた時期もありました。
離婚をし、結婚は懲りた!などと豪語していた頃もあったのですが、何度か恋愛をし、この世界周遊を始める前には優しい彼もできました。
穏かでステキな人でしたが、私は「世界周遊一人旅」の魅力に酔いしれ…その結果、キツイ言葉をもらいふられちゃいました。
やりたいことが見つかると、猪突猛進、後先考えられなくなる自分の性格が、時々恨めしい。しばらく恋愛は後回しだ!などと強がっていましたが、ハワイで、恋に落ちてしまいました。


恋のキューピッドが吠えた日

その日、私はいつものようにステイ先近くのビーチで日焼けを楽しんでいました。
突然、ぬいぐるみのようなフサフサの犬が2匹走り寄って来て、その後ろから

「ゴメン!僕の犬、噛まないから心配しないで!」

と叫びながら男性が走ってききたのです。南国の人らしい褐色の肌、重量感のある立派な体躯。そして、彼の笑顔!

「なんてステキな笑顔なの!そしてなんてステキな声!」
なのに、私はロクな会話もできず、お互い簡単な自己紹介をした程度で、そのまま彼らの後姿を見送る羽目に。

コケの一念、岩をも通す?!

「ああ、どうしてもっと洒落た会話ができなかったの!」
後悔の念に苦しみながらも何日か過ぎた後、地元のショッピングセンターを物色していた私を呼びとめる声がしました。

「うろこ?」

その声は、なんと、あの彼!
「さぁうろこ、ふんばれ!この「ご縁」を逃してどうする!!」
と、私の心は大騒ぎをはじめます。



(Magazine Queen 2001/2/2  vol.167号 より)




観光スポットの「チャイナマンズハット」この海はどこまでも遠浅です。



ビジネスビルがすぐ後ろに立ち並んでいても、
海岸の水は透明度が高いクリスタルウォーター



海岸ぎりぎりまでそびえる切り立った山・・
豊かな森が美しい海を作るというのが
よくわかります



恋のキューピッドたちと海辺で写真撮影


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