|
南の島へのお引越し・号泣編
皆様こんにちは!マグロ姉さん、元気になりました。でも、今回は苦しみました!私がアメリカンサモアに来た大きな理由は、大事な相棒・機関長と一緒にいられる時間がもっと取れるから…。ところがハワイで二人の気持ちはねじれたまま、機関長は洋上へ、私はアメリカンサモアで一人ぼっち。
いつもだったら、「やるだけやったんだし、まぁ、いっか!」と無理にでも言って、次の旅に出ていたはずです。でも私はとにかく、ヘトヘトでした。機関長と会えなかった時間が長すぎて、会えた喜びが大きすぎて、こじれてしまった悲しみが深すぎて…。
こんな風に入り組んだ感情に抵抗しようともがくから、よけい苦しいのでしょう。悲しいんだから、泣いたっていいでしょう。しばらく立てなくたって、いいでしょう。自分の思うようにコトが運ばなかったにしたって、気持ちと行動が裏腹になってしまったことだって、まあ、それがあの時の自分のベストだったんだから、もう、ヨシとしようじゃないか。
でも、苦しい。本当に、苦しい。アタマでわかっているつもりでも、実感として腑に落ちるまでは、苦しいものです。そこで慌てて感情にフタをしてしまえば、その後の自分に痛みを残します。いつまでも抜けないトゲのように、チクチクと。恥ずかしながら、何度も何度も経験してみて、ようやく懲りました。だから、今回は悲しみに付き合うことにしてみました。泣くのをガマンするのを、やめてみました。
泣いて泣いて、泣けば泣くほど悲しくなって、ヒザをついて泣きました。私はこのまま、どうなっちゃうの?
…その先で、チャプンと海がめが呼吸をしに顔を出しました。透明な水が滑らかにゆらめいて、水面のすぐ下に透き通る魚の大群、それを追う少し大きめの青い魚。サメがゆったりと体をくねらせ通り過ぎ、水底に転がっているヒトデは真っ青。
まぶしいほど白い海鳥が、海面すれすれを滑空していきます。太平洋を渡ってきた涼しい風がヤシの木を揺らしました。
私が泣いていようが笑っていようが、この美しい島は、淡々と自然のリズムを刻んでいくだけです。ああ、そういうことか。どうやら私は、ようやく泣くのに飽きて、外に目が向いてきたようでした。
ひざについた砂を払い落として立ちました。
さて、アメリカンサモア。どこから冒険しようかな?
…そんな気持ちが戻ってくるのを、とても嬉しく思っていました。
皆さんの毎日に、うれしいことがたくさんありますように! |