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サモアン母さんの教え・ハッピーウェイ
みなさんこんにちは。マグロ姉さんです。
日本はそろそろ入梅の声を聞くころでしょうか。常夏の米領サモアは南半球にあるので、日本とは季節が逆…日照時間が短くなり、冬に入りました。これでしばらく、サイクロンの心配はしなくてよさそうです。
さて。米領のこの島では、全ての学校はアメリカ式のカリキュラムで進みますから、子供たちは6月から8月までの長い夏休みに入りました。そして9月からは新しい学年が始まります。季節的には「冬」なんですが、「夏休み」。んー、ややこしい。
そんな私の困惑はさておき、ただいま卒業式シーズン真っ盛り。いつも仲良くしてくださっているご近所家族の、長男・ラニ君もめでたく卒業式を迎えました(以前ココナッツを絞っている姿をご紹介させていただきました)。
ラニ君は、大秀才でありました。授業態度のよさで表彰・ロータリークラブから報奨金を受け、試験では島で最高点を取得、アメリカの二つの大学からは、奨学生として迎え入れると提示を受けているそうです。いつも部落の掃除をしたり家事をしたり、タロ芋栽培の手伝いをしている穏やかなラニ君、実は「勤勉」を絵に描いたような学生だったのでした。
卒業式の後、ラニ君のお友達はみんな卒業パーティに向いました。でもラニ君は、感激の涙にくれたお母さんをエスコートしながらまっすぐ帰宅。
実は、卒業パーティのチケット代を節約したかったようです。マグロ漁の不振で、お父さんの勤めるツナ缶工場が減産操業に陥っていることを気遣っているようでした。自然相手のマグロ漁船たち、いつ大漁で戻ってくるのかは誰にもわかりません。事情は痛いほどわかります。
ラニ君、こっそり打ち明けてくれました。ずっと一緒にいられるわけでもないし、節約ついでに家族と過ごせる時間を楽しみたい。そう考えられる自分が嬉しい。そしてこの考え方は、お母さんの教えなんだヨ、と。
「出来事は一つだけど、受け取り方はいつでも二つ。
一つはサッド(Sad)ウェイ、もう一つはハッピーウェイ。
あなたたちは私の息子なんだから、ハッピーウェイを選びなさい。
コジツケだと笑う人がいても、何がおきても、ハッピーウェイで受け取る力を持ちなさい。
それだけはがんばりなさい。
それこそが、生きていく上での本当の力なんだから」
いつも底抜けに明るいお母さんですが、こんな強さで家族を抱きしめておられたのですね。
皆様の毎日が、素敵な日々でありますように!
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向って左から
陽気なお母さんのリアさん、私、ユアサ君、ラニ君。
リアさんが着ているのはサモアの伝統ドレス「プレタシ」です。
(そして私は11歳のユアサ君よりチビなんですねぇ…。) |
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