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マグロ漁船のお食事風景
みなさんこんにちは。マグロ姉さんです。米領サモアの公共の足・アァインガバスに乗ったら、ダッシュボードの上に子豚のぬいぐるみがありました。とってもリアルで可愛い…と見ていたら、カーブの時によろめき落ちて、ピギーっと鳴きました。生きてるッ! 運転手さん曰く、大きく育てて食べるんだそうです。エーッ!いろいろ慣れたつもりでいましたが、まだまだ私は甘かった。
さて、南太平洋では突然のマグロ大漁に賑わい、魚を満載した漁船が次々に寄港しました。ツナ缶工場もフル稼働を再開し、缶詰工場で働く部落の皆さんも一安心。ヨカッタ!そして、私の相棒を乗せたマグロ漁船・ダイアナ嬢も入港してきました。ウレシイ!なにしろ前回の漁は7ヶ月。今回はまだ2ヶ月もたっていないのですから(我ながら気の長い話ですが)。
再会の喜びもつかの間、まだ沖では豊漁が続いているので、漁船ダイアナ嬢は早々 に出港することになりました。限られた時間内で1000トン以上のマグロを降ろし船の修理をし、食料と燃料を補給するので、作業が深夜に及ぶこともしばしばです。
そんなわけで相棒が船から離れられないほど忙しい日には、私がマグロ漁船にお邪魔して、船乗りのまかない料理をごちそうになりました。
船の食事は、自分の食べたいものを食べたいだけ取り分けるバイキングスタイルです。業務用大釜に白飯ホカホカ、食パン山積み、バターはドンブリてんこ盛り。血の滴る肉料理が特大皿にワンサカ・湯気もうもう、ユデ芋ゴロゴロ、隣の大鍋にはナミナミと魚のスープ、それからザクザク切ったトマトにキュウリ、ぶっちぎったレタスたち。テーブルには業務用サイズのケチャップや塩、ドレッシングの容器がドドンとあって、これぞまさしく男の食事。「豪快」の一言に尽きました。ワシワシッと食事を平らげ、キビキビと持ち場に戻って働く船乗りさんたちは頼もしかった…。
大急ぎで支度を整えた船は、無事に旅立って行きました。銀色の小雨の中、水平線に消えていく漁船は…あいかわらず美しかったです。帰り道、コロリと涙が落ちました。見送りは慣れたつもりでしたが、まだまだ私は甘かった☆
寂しくない、とは、相変わらず言えません。だけどそれでも、自分の仕事をこよなく愛し、とことん没頭できる相棒をうらやましくも思い、そして私はやっぱり、そんな彼に恋をしているようです。幸せの形は人それぞれ、ですね。
皆さんの毎日が、素敵な日々でありますように。
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