よもぎ、たんぽぽ、つくしは、さすがに住宅地のこのあたりでもいたるところに顔を出していて、散歩スタート直後から何度となくみかけました。よもぎといえば、やはり草もち。たんぽぽはてんぷら。つくしはたまごとじ。食べられる野草としておなじみのラインナップは、所選ばすがんばっています。
ドクダミもあちこちにはえているもののひとつ。ドクダミは、煎じ薬として利用することは良く知られていますが、若い芽はてんぷらなどにして食べることもできるそう。どこにでも咲いているといえばハルジョオン。やっかいものの雑草のイメージが強いハルジョオンが食べられると知っている人は意外に少ないのでは。私もハルジョオンを食べるなんて考えたこともなかった口の一人です。若葉はあえものなどにするといいそうです。
私が住んでいるこのあたりは公園が多く、公園と公園が遊歩道でつながれています。たくさんの草木が植えられていると同時に野草もたくさんはびこっています。これは、意図的なのかそうでないのか、、、。おそらく後者だと思われますが、オランダガラシが群生し花を咲かせていました。オランダガラシというのは、実は、クレソンのこと。クレソンという名前になったとたんに、スーパーの棚にも並ぶ立派な野菜に変身、ステーキに添えたり、サラダにしたりと口にする機会も多いので、食べ方の説明は不要でしょう。
遊歩道から川へ向かいました。この川は、このあたりでは一番にぎやかな商業地域の真ん中を流れています。川岸は縁取りしたかのように薄紫の花と黄色の花が咲いていました。水際まで降りることができなかったのですが、ショカッサイと菜の花と思われます。
家の近くに戻り、スーパーのわきでハハコグサとナズナをみつけました。これは、七草粥でおなじみの春の七草としてしられる野草です。ハハコグサはゴギョウ、オギョウともよばれます。ナズナはペンペングザとして知っている方のほうが多いかもしれません。
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▲ご存知ヨモギ。散歩の間中、何度も遭遇。 |

▲住宅と舗道のあいだのスペースにはたくさんの野草というより雑草?その中のハルジョオン。
ハルジョオンのつぼみは垂れ下がっているのが特徴。よく似たヒメジョオンと区別できる。
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▲クレソンの花がずっと続く遊歩道。クレソン畑とみまがうほど。
近くには、大きなマンション群が立ち並ぶ。
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▲ショカッサイと菜の花が咲く水辺。
ショカッサイは中国名で、ハナダイコンとも呼ばれている。若い葉を食用にする。 |