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食育に科学とロマンを

その34:見つけよう!曲がったところで「道しるべ」

 
 

今年2月、ノボノルディスクファーマが、30〜40歳代の働く男女1,268人を対象に「生活習慣の意識調査(PDF)」を行いました。質問項目は、「日常生活の身体活動レベル」や「仕事が増えた年齢」、「勤務中の間食と食事の量の調整」、「生活習慣の改善のために知りたいこと」などです。なかでも、「体の曲がり角についての経験の有無」に興味津々。さて結果は・・・。

「今までの日常生活で、“食事の量、活動量が変わらないのに体重が増えた経験がある”、“活動量は変わらず食事の量は減ったのに、体重が減らなかった経験がある”など、『体の曲がり角』を感じたことがありますか」という質問に、53.5%の人が「ある」と答えました。また「『体の曲がり角』を感じた年齢は何歳頃からですか」との問いでは、30代前半と回答した人が35.3%と最も多く、2番目に30代後半の22.8%、次いで20代後半の19.4%という結果でした。

そして、「体の曲がり角」をきっかけに、食生活や活動量(運動を含む)を変えたかどうかについては、61.2%人が生活習慣を「変えた」と答えています。内訳は、食事量を減らした人が38.4%、活動量を増やした人が22.8%でした。

一方、生活習慣を「変えなかった」という人は38.7%で、いくつかの理由のうち「ストレスがあるので生活習慣を変える余裕がない」、「今のところ何も自覚症状がなく差し迫った必要性を感じていない」という回答が多くを占めていました。けれども、健康診断などで自分の体の状態が良くないとわかったり、服のサイズが合わなくなったり、自分にあった食事指導、運動指導が受けることができたりすれば、生活習慣を変えられると答えています。

といっても、自分の生活・年齢にあった適切な食事量について75%の人が「知らない」と答えていますから、食生活を変えようと思っても、“何をどのくらい”食べればいいのか具体的な見当がつかないようです。だからこそ、自分にあった食事指導が受けられれば生活習慣を変えられる、と、回答したのでしょう。

体の曲がり角に差しかかった時、そこに健康への道しるべがあったなら、歩む方向がわかります。この調査を読みながら、健康への道しるべを少しでも多く立てられるよう努めていきたいと思いました。

土澤 明子 2008年5月

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