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■雑穀

雑穀の宣伝を目にすることが多くなりました。伝統的な日本食が見直されている今、雑穀は学校や病院の給食にも取り入れられ、消費量は伸びています。

雑穀とは、キビやアワ、ヒエなど小さな実をつけるイネ科の穀類の総称とされています。市販の雑穀の中には、ソバ、アマランサス、キヌアなどのイネ科以外の種子や、玄米、黒米などの米類、麦、また小豆や黒豆といった豆類、種実類のゴマなどがブレンドされているものもあります。

雑穀にヘルシーなイメージをもつためか、雑穀はエネルギーが「低い」あるいは「無い」と思っている方がいます。雑穀といえども穀物ですから、当然エネルギーはあります。ちなみに、炊く前の白いお米100g当たりのエネルギーは356kcal、ブレンドされた市販の雑穀100g当たりは、340〜370kcal程度で、同じくらいのエネルギーがあります。

また、ブレンドされた市販の雑穀には、100g当たり10g程度の食物繊維が含まれています。炊く前の白いお米の食物繊維が100g当たり0.5gですから、100g当たりでは雑穀の方が多くの食物繊維を含んでいます。白いお米だけのご飯を食べるより、雑穀を混ぜた方が不足しがちな食物繊維を摂取できる、と言う方もおられますが、はたして、雑穀を混ぜると1日どのくらいの食物繊維が補えるのでしょうか。

日本栄養士会は、白いお米だけのご飯と、雑穀を混ぜたご飯の食物繊維量を算出しています。そして、雑穀を混ぜた場合は、1日当たり1.2g程度食物繊維が多く摂れるとしています。しかし、混ぜる雑穀の量によっては、白いお米だけのご飯と栄養成分は大きく変らず、また食物繊維の摂取目標量が1日15g〜20gなので、雑穀は食物繊維の大きな供給源にならないといっています。また、雑穀で彩りやプチプチ、モチモチの食感を楽しみ、野菜やキノコ、海草などから食物繊維をたっぷりとりましょう、と呼びかけています。

参考HP → http://www.dietitian.or.jp/consultation/d_07.html


管理栄養士 土澤 明子
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