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■コラーゲン

コラーゲンは、体内にあるタンパク質の約30%を占め、皮膚や腱、歯、骨、爪、血管などにあります。とくに、皮膚や腱に多く含まれています。コラーゲンの役割は、細胞と細胞をつないで離れないようにすることです。

コラーゲンが減ってくると、関節のしなやかさが失われたり、骨が弱くなったり、お肌の弾力が失われてシワやたるみが現れたりすると言われています。これらを予防し、若さを保つ抗加齢などを目的に、コラーゲンは化粧品や医薬品などに活用されています。

コラーゲンは、補給されると新しいコラーゲンが体内でつくられるようになると考えられています。そのため、コラーゲンを豊富に含んだ飲み物や錠剤などを積極的に摂取しようとする方がいます。あるいは、週に何度も鶏手羽先や豚足、牛スジなどを食べ、コラーゲンの補給に勤しんでおられる方もいます。

けれども、コラーゲンは魚アラや魚の軟骨、ブリ、アナゴ、ウナギ、フカヒレ、ナマコ、すっぽんなどにも多く含まれています。摂取する食品の偏りをなくすためにも、鶏手羽先や豚足、牛スジをばかりを選ばず、魚介類からもコラーゲンを摂ることをオススメします。また、コラーゲンはビタミンCの助けによって生成が促進されます。ですから、野菜や果物などビタミンCが多く含まれる食品と一緒に食べるとよいでしょう。

コラーゲンは、昔からゼラチンや煮こごりなど、いろいろな食べ方で、普段の食事から摂取されてきました。だから、特別な症状もないのに、飲み物や錠剤などから積極的に摂らなくてもよいように思います。平和で豊かな生活ができると、多くの人が若さと健康長寿を願います。健康寿命を1日でも長くしたいのは私も同じです。しかし、何事も過ぎたるは及ばざるが如し。自然が与えてくれた食べものの中から、工夫を重ねて健康づくりをしたいものです。


管理栄養士 土澤 明子
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