脂肪肝の診断は、CTや超音波などの画像検査、血液検査によってされます。たまった脂肪が肝臓の働きを悪くして、進行すれば倦怠感や疲労感、食欲不振などの一般的な肝臓病の症状が現れますが、初期は無症状です。そのため、健診などで見つかることが多いといわれています。
脂肪肝の主な原因は、「飲酒」「肥満」「糖尿病」ですが、薬剤によって起こることもあります。また、たんぱく質の摂取量が少な過ぎるような偏食であったり、肝細胞の障害があったりすると、肝臓から脂肪を上手く運び出せず、肝臓に脂肪がとどまってしまい脂肪肝になります。
なお、脂肪肝は大量飲酒者のほとんどに認められ、日本酒換算で5合程度を1週間続けただけで起こるとされます。そして、2〜4週間の断酒で消失するといわれています。