食育ページへ

« あ〜いそがしい | メイン | 大ごちそうオンパレード »

2006年01月05日

新潟で「お年とり」

この正月もまた、新潟の義母宅にて「お年とり」。新潟では元旦ではなくて大晦日の夜が一番の大ごちそう。年こしそばは食べない!これだけでも結婚当初は驚いたものだった。重箱につめることもしないし、中身が関東あたりとはぜ〜んぜん違うから、 結婚してしばらくは戸惑うことばかりだった。数年前からはほぼ私一人で作ることはできるようになったものの、まだ細かいところでは義母にきかなくてはわからない(忘れてしまう?)ことが少なくない。
 このお年とり料理を作るのには3日はかかるので、今年も29日にスタート。義母が私の腰痛を気遣って、正月の餅用のあんこは煮ておいてくれた。
   元旦用の雑煮がまずすごい。ダシは、昆布、カツオ、ほし貝柱(酒でもどす)、干し椎茸、カモ、鮭の焼き付けの汁、鮭、スルメの8種類からなる。たっぷりの酒も加え、味付けは塩と醤油のみ。で、具は、大きな大根6本分の超薄い短冊切り(結婚当初は10本は切っていた)が中心で、にんじん、こんにゃく、それに鴨の薄切り、トップには「ようのこ」(塩イクラをゆでてピンク色にしたもの)をたっぷりと三つ葉。

zouni.jpg

  このほかに、のっぺい(里芋を中心にした新潟の煮物、この具になるギンナンやゴイ、 クリ、百合根などの下ごしらえに時間がかかる、、)、かくてん(薄い緑の色をつけた寒天)、卵焼き(かなり甘い)、かまぼこ、黒豆、イチジクの甘露煮(義母の手製)、八つ目の焼いたの(まだ血だらけのぶつ切りを洗ってから一度酒蒸し、その後、きれいに洗ってから、みりんと醤油でじっくりコトコト1時間くらい煮て一度さまして味をふくませる。仕上げにこれを焼き上げる!今年のはとくに絶品だった)、塩引き(新巻鮭の切り身を焼く)、鴨と長いもとこんにゃくのすまし汁(一番ダシと鴨ガラスープとをあわせて塩で味をきめる)、越前がに、刺身、と並ぶ。
  ほかのことなど何もする暇もないくらい忙しい3日間なのだが、ま、いつものことながら、これでまたつつがなく新年が迎えられる、、、という私にとっては毎年最後の年中行事、でありました。
 

投稿者 yukako : 2006年01月05日 15:29

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://jqueen.com/blog-shokuiku/mt-tb.cgi/183

このリストは、次のエントリーを参照しています: 新潟で「お年とり」:

» you tube from you tube
http://digg.com/users/meever/news/dugg [続きを読む]

トラックバック時刻: 2007年02月25日 12:22

» 02e6e946036a25618e6f from 02e6e946036a25618e6f
02e6e946036a [続きを読む]

トラックバック時刻: 2007年04月15日 13:19

» How long does oxycodone stay in your system. from Oxycodone.
How long does oxycodone stay is system. Online pharmacy oxycodone. What is bette... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2007年05月09日 16:25

コメント

コメントしてください




保存しますか?