食育ページへ

« 2005年12月 | メイン | 2006年02月 »

2006年01月31日

久々のレシピ

 朝から座間に車をとばして食の探偵団ワークショップ。ここのところ、講演&ミニワークショップという形態が多かった中で、久しぶりの変幻自在レシピつきのフル「食の探偵団」。会場である学校が古いこともあって、設備、備品が限られていたため、久々に懐かしの「食の探偵団」大人版立ち上げ当時の変幻自在レシピ、鶏肉のアドボの4変化とサラダドレッシング4変化を紹介したら、試食する自分がおいしいなあ、、、と感激?してしまった。

投稿者 yukako : 20:44 | コメント (0) | トラックバック

久しぶりに作る楽しさ、、

 料理を作るって創造的な作業で楽しいものなんだよね、、ほんとは。なんだけれど、ここのところ、急な話でレシピを作らなくちゃとかが多くて、時間がないなかで、どうにかこうにか作っちゃわねば、、、という状況がしばらく続きすぎたんでしょうね。家の料理って、ほっとするようなレシピもなにもないような、焼き魚とか、簡単な炒め物とか、定番のオーブンでの煮込みとか、ついついそういう類いが多くなっていたような気がする、、。
 夫は週末になると、「さ〜て今週はなにつくろうかな」とウキウキしている様子。「優佳子はなにつくりたい?」ときくんだけれど、正直に正直にいえば、「何もつくりたくない」ということが少なくなかった。

料理本をみて、あら面白そう、今度これ作ってみよう、みたいな気持ちって、ここ数年なかった気がする。以前はちょっと面白いと思うとすぐに料理本を買い込んで、熟読して、家にある料理本のほとんどはどこに何が書いてあったか程度は暗記していたのですよね。それもウチの料理本の数って半端じゃない。なのに、ここ数年、料理の本なんて買うこともなかった。ある意味、自分でレシピを考えてどうにか料理にできちゃうというのもあるけれど、やはり新しい味に挑戦しようという意欲がしぼんでいたんだと思う。 
 インド人が来た時、ふっと即興で作ったデザートが意外にも好評だったのをきっかけに、自分のため、家族のために工夫して作ってみたいという気分がまたフツフツわいてきた感じ。日曜日には、ゆずジャムをもとにして簡単なゼリーを作ったら、これも子供たちが競って食べるくらいの出来。その後、夫がモロッコ風のチキンをつくるというので、じゃあ、と、たまたまスーパーで半額になっていた生ダコで、即席のカルパッチョ。奮発したバルサミコがいい風味をそえてくれる。さらには、冷蔵庫の中にちょっとだけ残っていたレタス、聖護院大根(これは拍子木にしてかるく炒めて甘みをだす)、カボチャ(薄切りにしてこれもソテーして甘みをだす)、赤パプリカを、パルミジャーノレジャーノチーズをたっぷり入れたドレッシングであえたサラダ。これもとてもとてもおいしかった。
 忙しい中でも、遊び心もちながら料理ができるような気持ちを大切にしたいなと改めて思った次第。さ〜て、仕事できている羊、舞茸、のレシピ、考えねば!

投稿者 yukako : 20:32 | コメント (0) | トラックバック

インド人の宴会

 久しぶりにインド人6人が我が家に。一人がベジタリアンなので、それなりに気を使わねば、、というメニュー構成。
 で、この日のメニュー。いろいろ野菜のマリネ、グアカモーレ&チップス(以上私担当。インドの人ってメキシカン結構すきなので)、豆の ブリートwithマンゴーサルサ(夫)、ほうれんそうのギリシャ風ヨーグルトソース、舞茸たっぷりのベジタリアン一口コロッケ(以上私担当)、羊のロースト(夫担当)、栗のミルク寒天、プルーンの赤ワイン煮シナモン風味(以上私担当)。

 たまたま家にあったフランス産の栗のペーストの缶詰で即興で考えて作った栗風味のミルク寒天(ゼリーだと動物質だからベジタリアンの人がたべられない)が、インドのなんとかいうデザートに似ているとかで、大好評。私個人としては、ほうれんそうのギリシャ風に松の実をたっぷり入れたのと、ちぢみほうれん草で作ったら味が濃くなったのとで、我ながらすっごく旨いと思ってしまった。家族中の大絶賛にあったのが、舞茸たっぷりのベジタリアン一口コロッケ。八百屋さんでインカのめざめという品種を仕入れ、これを圧力鍋で蒸して皮をむいてから、じっくりじっくり炒めたタマネギと舞茸とあわせ、バター、生クリーム適量、塩、白胡椒で味付けしたもの。舞茸もたまたま秋田から送ってもらったものだったし、インカのめざめもよかったのかも、、。「今まで作ったコロッケの中でも最高」というのが夫他家族の評価であった。

投稿者 yukako : 20:22 | コメント (0) | トラックバック

レディス4に生出演

 ちょっとご無沙汰してしまいました。先週水曜日、テレビ東京の「レディス4」という番組に生出演してきました。
 干し野菜のレシピをご紹介するという企画。干し野菜といっても、いわば家でつくる 半干し野菜。半日くらい室内干しでもOK。できれば陽があたった方がいいけれど、だめならだめでも、、ということで、その間に外出もできる、夫の帰りが遅いなどで使い切れなかった場合も2日くらいぜんぜん平気という、YUKAKO流、 いい加減干し野菜のすすめということだったのです。だって、みんな忙しいじゃないですか。野菜外にほしているから陽がおちるまえにかえらなくちゃとか、雲行きが怪しいから野菜のためにはやめに帰らなくちゃとか、なかなか難しい。でも室内干しでOKならね、気楽でしょ?で、何がいいかというと、それを油炒めしたり、揚げ浸しにしたりすると、驚くほど歯ごたえがいいのです、そしてその歯ごたえが持続するのが魅力。さらには栄養士さんによると、旨味、香りなども増すし、キノコ類は1〜2時間でも太陽にあてるだけでビタミンDが増すというのです! といったことをご紹介したら、私の名前で検索して早速HP経由で質問がきました、、。今ってはやいのですね、こういうの。

 司会の柴俊夫さんとアシスタントの川原さん、お二人がとてもいい感じにリードしてくださったので、生で1時間というはじめての経験をどうにか落ち着いてのりきれました。
 余談ですが、今回はメークさんがついて、目張りし〜っかり、でまるで自分ではないよう。その後、夜に別件の打ち合わせがあったのですが、化粧おとそうにも化粧直しする道具ももっていってなかったので、そのままのテレビメイクでいったら、自分でかなり恥ずかしかったです、、、、。

投稿者 yukako : 20:12 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月27日

立川中華街

 今日は立川で講演&食の探偵団。帰りに「立川中華街」なるレストラン街で食事。そのフロアはすべて中華料理店で、どの店もいろいろメニューを外にだしているものの、なんだかどれも同じようなディスプレイなので、どこに入るか決めるまでにすごく時間がかかってしまった。以前はよくいっていた随園別館も店をだしていて、他にそそるものがなければここにいこうとは思ったのだけれど、せっかくなら入ったことがない店の方がいいしなあ、、、と、結局2周も回った後で、菜香という店へ。1365円で、チャーシュー、水菜と鴨の花椒風味油あえ、豆腐干入りスープ、エビ入り餃子とシュウマイ、メインは4種から1種チョイスで、春雨とカニの豆乳味と大根、ゴボウ、ネギのオイスターソース炒めをEMIさんとシェアすることに。これにご飯とジャスミン茶とマンゴープリン(杏仁豆腐もえらべる)。ここのマンゴープリンは、マンゴープリンの他に酸味が強いマンゴー果実も入っていて、この食感と甘み酸味の対比が新鮮でおすすめ。
 で、最後に、この店横浜中華街にあるんじゃない、、、と発見。

投稿者 yukako : 22:54 | コメント (0) | トラックバック

テレビ東京レディス4

水曜日、テレビ東京の「レディス4」という番組に生出演してきました。干し野菜を使った料理を紹介したもの。干し野菜といっても、いわば半干し。家で野菜類をこわけにしてざるなどにのせて半日ほど干したものを油いためしたり、揚げ浸しにしたり、汁ものに入れたり、、といったことをすると、ポリポリ、パリパリという歯ごたえが持続しておいしいのです。つまりたとえば野菜炒めをしたときに水がでないからベチャッとならないんですよね。というわけで、何種類かの料理を紹介しました。
 干すことで甘み、うまみ、香りが増すし、またとくにキノコ類の場合、1〜2時間ほど日光にあてるだけでビタミンDが増えるのだそうです。というわけで、いいことたくさんの干し野菜はじめてみませんか、、というご提案。

 生で一時間というのははじめてで、どうなることかと思ったのですが、意外に緊張はせずにできました。ただ、事前に家でとったビデオを流している中で、8時間も料理つくり続けだった間に髪の毛が乱れているのをだ〜れもスタッフがおしえてくれず、娘にいわせると「エイリアンみたいな髪型」のままうつっているシーンがあって、まいった、って感じでしたけど、、。
 

投稿者 yukako : 22:48 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月24日

干したカブの葉

今週、来週と食の探偵団のワークショップを予定しているので、その打ち合わせ、材料や器具の確認他、取材してもらったライターさんからあがってきた原稿のチェックだの、テレビ関係で急にレシピを作らなくちゃ、、、なんていうので、一日ひどく忙しく終わってしまった。撮影の関係で日曜日から干していたコカブの葉っぱが5カブ分。どうしようかなあ、と思っていたのですが、夫も遅いというし、子供たちとまたも豚しゃぶ。たまたま冷凍していた豚バラがあったもので、これを利用。で、白菜とかにんじんとか、舞茸とかの他にじゃあこのコカブの葉をいれてしまうってことに。このコカブの葉、干しておいたら、すっごく歯ごたえがいいのであります。干すとこんなにいい歯ごたえなんだ〜、と改めて感動。うっかり冷蔵庫にいれてしなびちゃった、というのとちょっと違う。無駄にせず使ったっていう気分で、私よい主婦かも、、なんて自己満足。そうそう、最近のウチでのはやりは、鍋の後にまずはモチ、その後ご飯。

投稿者 yukako : 20:59 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月23日

西京漬で35000円?

 先日、仕事で四谷三丁目あたりを歩いていたので、魚久にでもよってお土産買おうかな、と思っていたところに、それより手前で蔦の家という名前のつけ魚屋さんを発見。「切り落とし500円」とあったので、ふっと店に入ったとたんにとびこんだのは、35,000円という数字。3種の魚が5切れずつというのだけれど、一切れいくらなんだ、と考えるとすごいものがある。で、その一切れってどのくらいの大きさなんだろうか。もちろん贈答用の棚の方はす〜っと素通りして、「切り落とし500円」を購入して帰りました。
 でもこの切り落とし。たっぷり入って(銀ダラだの鮭だの7切れくらい)この値段。銀ダラの身のふっくらしているのを考えたら、すっごくお値打ちかも。その隣の部分は一切れ2,000円で売られていたかもしれないんだものね、おいしくなくちゃ困るけど。

投稿者 yukako : 16:06 | コメント (0) | トラックバック

朝からずっと撮影

 日曜日は、朝9時から夕方6時までずっと撮影。自宅での撮影だったからまだ楽ではあるけれど、なんだか体力消耗してしまった。テレビ関係の場合って、雑誌などのように出来上がりのレイアウトが決まっているケースと違って、おさえで撮っておくというのが多いので、どうしても時間がかかるみたい。
 私の場合は撮ってもらって後は本番のみということなんだけれど、制作会社の人たちは、あれを毎週1本とっているわけで、これから編集作業も待っているのだと思うと、彼らはいったいいつ休みをとるんだろうと思ってしまう。好きでないとできないし、体力がないと無理だよなあ、、と思うのでした。
 

投稿者 yukako : 15:58 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月21日

雪の中、撮影用食材買い出し?

 天気予報にたがわず、朝おきたら雪。さ〜てこういう日は家にこもろうと言えればよいのだけれど、明日撮影が入っているので、その買い出しにでなくちゃならない。詳細が決まったのがおとといの夕方。昨日は外での仕事が入っていたので、まだ試作すら終わっていないんだから、今日はどういうスケジュールになるんだか、、。おまけにこういう時に限って、夫が車ででかけてしまっていて、わたしゃ、撮影の食材の買い出し(それなりの分量あるしなあ、、)に雪の中とぼとぼいくのかしらん、、と思うと、朝からちょっと気が重いのでありました、、。
 雪のふる日はコタツでみかん、といきたいものだけれど、、(そっか、ウチにはこたつもなかった)。

投稿者 yukako : 08:01 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月20日

久々の遭遇

 今年はじめての食の探偵団を都内某所で行ってきました。短い時間の中でできるだけたくさんのプログラムを紹介してほしいという依頼もあり、食育って何?という講義部分は2倍速の早口でしゃべりまくり、用意していただいた水をガブガブ飲んでた私。
 その後、お弁当とみかんをだしていただいたのですが、みかん、久しぶりにあ〜おいしい〜と思ってしまいました。というのも10年くらい前、千葉の三芳村というところからの野菜の共同購入を知人とやっていて、とくにみかんの旨さは絶品だったんです。皮が薄くて酸味もしっかりあるこ〜い味。今日のみかんはそれを思い出させるものでした。近くの八百屋さんやスーパーで買うみかんも甘くて悪くはないのだけれど、ふにゃふにゃと頼りない皮とか、すっとたちのぼるような酸味の不足とか、、私が求めているものとちょっと違うという違和感がずっとぬけなかったのが、今日久々に出会った、、という思い。ごちそうさまでしたっ。

投稿者 yukako : 18:01 | コメント (0) | トラックバック

なんで今日なの?

 今週は、「今日はかえるから」といってでかけていった夫が、ドタキャンで夕食に戻らないというのが2度もあってガックリ。それもある一日なんぞ、「週末酒飲みすぎたから、酒なし、ベジタリアンにして」とまで言い残していったのに。それでも里芋の煮たの、、みたいなものには興味がない人なので、ほうれんそうのギリシャ風ヨーグルトソースとか、きのこのパスタとか作ってたんですよねえ。このほうれんそうの料理は、夫と私は好物ながら、子供たちには不人気。この間から作ってと夫にいわれていたから作ったのに、その夫がかえってこないとなると、子供たちはブーイング。あ〜あ、まったく。

 ピーターとおおかみを繰り返してきた夫なので、昨日はかえるといってもまたかえってこないだろうと踏んでいたのですよね。それでなくても、ちょうど仕事でレシピを完成させなくちゃいけない事情もあって、とにかく試作品をいろいろ作って、それを食べて(洋風あり、和風あり、でメニューとしての統一感がないのよね)ご飯ってことにしちゃえ、というわけで買い物をして家にかえったら「もう駅だから」と夫からの電話。子供たちと3人と考えていたから分量だって少なめに買ってたし、あ〜あ。でもまあ残っていたスペアリブのキャセロール(これは夫が帰ると思って前日に大量に作っていたのに戻らなかったので余っていた)なんぞも並べ、一貫性のない食卓ながら、どうにか完成。ちょっとした試作品4品を夫にも味見してもらい、夫、子供たちみんなの意見がきけたからよしとするか、、。でもなんだか疲れた週でありました、、。

投稿者 yukako : 17:48 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月16日

この週末、続き

 で、話は戻るのだが、土曜日飲みながら8時半くらいにこれまた別の共通の友人に電話を入れて、年始の挨拶なんぞしていたら、「ねえ、明日こない?海鮮鍋作るだけだけど」とのお誘い。「わ〜い、じゃあ伺います!」ということに。
 この日は、夕方のプランは決まりというわけで、昼間は夫と二人で厚木の奥の七沢温泉まででかけてゆっくりお風呂。その後、以前から気になっていた大行列のZUND BARというラーメン屋さんへ。名前を書いてから食べるまでになんと1時間以上も待つことに。この店、ステレオの音響もいいし、「バー」っていうイメージ。酒も出すのになぜか8時閉店。私は塩ラーメンのコッテリ(鶏油入り)、夫はオリジナルラーメン(具とご飯が別もり)の醤油コッテリを注文。あっさり系ながらしっかりコクがあって、スープ最後まで飲んでしまった。こんなことって滅多にないぞ。麺固めをお願いしたのだけれど、この固めも絶妙。しっかり歯ごたえも楽しめる細めんで、ここのラーメン、私好き!

 5時から、件のお宅にお邪魔。おお〜きなエビ、カニの足くんたち、ホタテ、あんきも!、白子、と盛りだくさん。 豆腐、ねぎ、大根、ほうれんそう、水菜、キノコ類もたっぷり。雑炊までいくこともなく、おなかいっぱい。他にもセリとゴマがたっぷりのご飯とか、豚肉や鶏肉の中華風に煮たのとかもあり、大満足。おみやげにもっていったのは、デフェールのケーキ。これもおいしかった。車でかえるので、はじめのシャンパン一口で私は我慢。ごちそうさまでした〜。

投稿者 yukako : 15:46 | コメント (0) | トラックバック

この週末

 土曜日は、古くからの夫の友人が家にくることになったのだが、午後からなんだかムカムカするし、どうも体調が悪くて、家の掃除だけしてベッドでお休み。8時すぎになって「食事はする?」と声がかかったので ダイニングに行くと、その友人と夫がワイン飲みながら話している。事情をいって詫びて私も食事に加わることに。というわけで、この日のディナーはすべて夫が用意することになってしまった。ごめんね〜。なかみはというと、

鴨のコンフィ(年末年始に作っておいた保存食)、ハモンイベリコ(スペイン人からの帰省みやげだそうな)、オリーブオイルとバゲット(オリーブオイルはこの友人がコルシカを旅してきた時に買ってきてくれたおみやげ。クセは少なくさりげないおいしさで後をひく。Terra Rossoという名前だ)、羊のモモのロースト、じゃがいも添え、サラダ。「この赤ワインのんだら元気になっちゃうんじゃないの?」といわれたとおり、おみやげにいただいたMorey Saint-Denis 1er Cru 1998 Domaine Dujacで、すっかり食欲でてきてしまった。その後、10時すぎになって、共通の古い友人に電話をしたところ、この友人も合流。でもこの方、実は会うのは10年ぶりくらい。急になつかしの夕べになってしまった。

投稿者 yukako : 15:38 | コメント (0) | トラックバック

85年入社組

 先日、大学をでてすぐに勤めた会社の同期会があった。丸ビルのオザミ・トーキョーにて。22から25歳までを一緒にすごした女性たち9人と、久々(中には退社以降初めての人も、、)に食事をともにし、話をしたら、とてもとても懐かしいものがあった。
で、オザミ・トーキョー。団体での予約は自動的にデギュスタシオンコースとか。
 アミューズ・ブーシュにウニのフラン、コンソメのジュレがいい色。ホタテとマグロのタルタル、キャビアのせ。

黒トリュフがのったフォアグラのフランがカプチーノ仕立て(泡!)の栗のポタージュにうかんでいる料理。白身魚とオマールのムースの上に聖護院蕪がのった蒸しもの。これが春菊をうかべたソースの真ん中に(春菊のソースは塩がききすぎていて残してしまった、このあたりで相当おなかがいっぱいになってきたというのもあるのだが)、肉料理は私は鴨をチョイス(黒毛和牛フィレのポワレという選択もあった)。アスパラやにんじん、などつけあわせの野菜がいい味だった。みかんのソルベとはちみつのアイスクリーム。タルトタタンにソースやらいろいろかかったもの、寒い季節だというのに厚手の緑がかったガラスの長方形の容器がおしゃれで印象に残った。焼き菓子とトリュフチョコ。飲み物にはハーブティー(レモンバーベナ、レモングラス、ミントなどが入っていたようだ)をチョイス。シャンパンに始まり、赤ワイン2種。はじめのワインは香りがとてもよかったけれど、味が今イチひろがらなくて残念だった。な〜んていうマイナーな「残念」はあるのだけれど、久しぶりに3時間半にわたってゆっくりと運ばれてくるディナーを堪能。フランスでの食事を思い出した。今日の一番のお皿は、う〜ん、魚かな。

投稿者 yukako : 15:23 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月14日

試作いろいろ

 友人からの依頼で、地元の情報誌にのせるゴルゴンゾーラを使った料理を考えることに。いろいろなスケジュールの問題があって、昼ご飯たべてわりとすぐに試作に入る。となるとまたおなか結構いっぱいなのに食べることになってしまうのよね。これは無事2回の試作で完成。昨日は、ある学校で行う食の探偵団の変幻自在レシピのための試作で、アマランサスだのキヌアだのを炊いて味見、料理を考える。私雑穀やっぱり好きだわ〜と思いながらキヌアをパクパク。ひげ根がかわいいのよね。

投稿者 yukako : 12:46 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月11日

サラダが食べたいな〜からツラツラ

 年末からの野菜類の高騰で、レタスなどの葉ものが高い高い。普段は炒めたり、蒸したり、煮込んだりという食べ方の方が多いのだけれど、ここ最近、無性に生の野菜をバリバリしたい欲求が高まっているのだが、あの値段をみると我慢、、、。リンゴやみかんは食べているんだけれど、やっぱりあの生野菜バリバリって別物で大好き。
 漢方的な立場でいうと、果物って体を冷やすから食べるなともいうし、生野菜も同様らしい。でも日本の栄養学では毎日200gの果物を食べましょうというし、いったいどうなっているんだろうかと思う。朝ご飯はしっかり食べましょうというのが日本の通説だけれど、朝ご飯を食べると排泄の時間がとれないのでやめましょうという説も、わりと有力だし、、。正反対の意見がとびかっていて、いったいじゃあどうすりゃいいのさって思うことがある。

結局のところ、自分の体との間で何が食べたいのかの会話ができるかどうかの能力ってものがなくなってきているからこれだけ情報が氾濫してしまうのだろうか。野良猫ちゃんたちをみていると、胃の調子がおかしければそのへんの草を食べて調節してるのにね、、。
まあでも、家族もちの場合、自分の食欲の方向だけを考えていればいいというわけにもいかないところが、また難しいところでもあるんだが、、。

投稿者 yukako : 14:32 | コメント (2) | トラックバック

黒豆のブリートー

正月が終わったせいか、黒豆が安く売られていたのをめざとく見つけた夫。即購入、1kg。で、黒豆でベジタリアンブリートーを作るとウキウキ。土曜日から水にひたして、にんにく、タマネギ、ベイリーフなどと一緒にじっくり煮たら、これとマッシュルーム、にんじん、タマネギ、トマト、セロリ、などなどと一緒にブリートーの具を、さらには得意のマンゴー入りサルサを作ってくれる。そうそう、最近夫がどこだかの料理本で読んだとかで、ブリートーの具には仕上げに生の千切りキャベツをたっぷり混ぜて半生の状態で仕上げると歯ごたえがgood。

息子は一口食べたとたん、「すっご〜くおいしい」とバクバク。たしかに今回のはまたひと味違う。普段は金時豆を使うので、そのあたりもあるのか、とにかく旨い!。大鍋にいっぱい作って「また作りすぎちゃった」といっていた夫だけれど、結局その晩にも相当食べ、翌日の朝ご飯でみんなは鮭とみそ汁と、、と食べているのに、息子は「ボク夕べのまた食べたい」とたっぷりの具をまいてトルティーヤ2枚分をペロリ。昼に、仕事のパートナーEMIさんと二人で2枚ずつペロリ、で見事完食。すっごい繊維量。
 
私はといえば、八百屋さんで、「寒さで変色しちゃったんだけれど使ってくれない?」といわれた2箱!(広げたら梅干し用の大ザルでものりきらない)のマッシュルームをとにかく使わなくっちゃ、とマッシュルームのスープを作る。普段だと牛乳を入れて仕上げるのだけれど、たまたまきらしていたので冷蔵庫にあったサワークリームを投入。以前にマッシュルームの味が濃厚すぎて苦手と娘にいわれたので、じゃがいもも少し加えたところ、大好評。

投稿者 yukako : 07:00 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月07日

七草茶粥なのだ

 春の七草も最近ではパックになって手頃な値段、手頃な量で手に入る。我が家も夕べ娘に買いに走ってもらい、今朝は七草粥。とはいえ、中学生の娘は部活で7時には家を出るし、弁当はつくらなくちゃならないしで、1時間かけて粥を炊くヒマはなかったし、娘は白粥の旨さがまだわからないので、簡単茶粥を作る。
 そうそう、せっかくなので、朝一番に炊きたての白粥を食べられる方法を公開しますね。夜のうちに米をといで、水を加えて沸騰させたら、そのまま炊飯器にいれて、保温キーをおして寝ます。朝にはお粥の出来上がり!試してみてくださいね。

nanakusa.jpg

投稿者 yukako : 09:25 | コメント (0) | トラックバック

餅つきの思い出

もう7日になってから餅の話題もちょっと遅きに失した感があるが、書きたくなったので書いてみる。
父方の祖父は私が生まれる1ヶ月前に亡くなってしまったので思い出があるわけもないのだが、同じ市内にあった祖母の家を訪れたときのことはいろいろ覚えている。その中でも一番印象的なのは、正月2日の餅つきの日だ。長男の父と弟たち、妹の夫たちが総出で餅をつく。大きな臼と杵とで、叔父たちの中にはランニング一枚でご丁寧にねじり鉢巻までしめて威勢良く餅をつく姿もあった。できたての餅を丸めるのは女と子供たちの役割。10人以上のいとこたちと一緒に母親たちを手伝ったものだ。

 できたての餅は、関東風の雑煮、砂糖醤油、納豆、磯辺、きなこ、 お汁粉、それに大根おろしたっぷりの辛み餅。私の一番の好物はこの辛み餅だったのだから、「この子は将来酒飲みになる」とみんなに言われていたっけ。
 祖母はふっくらした顔、体つきながら、 性格は気丈、頑固で、世の中の「進歩」に簡単にはのらないタイプ。それでもいとこの中で最年長の私はとくに祖母に可愛がられたというし、私にはやさしいおばあちゃんというイメージが今も残る。ガスや冷蔵庫なんかいらないと、いつまでもカマドを愛用し、夏は井戸水でスイカを冷やしていたのを覚えている。そんな祖母だから、親戚中が集まるその日のご馳走は毎年まったく同じだった。ありったけのストーブの上でコトコト湯気をあげる鶏の水炊き、七味唐辛子がこれでもかというほど入ったゴボウとニンジンのきんぴら、それと近所の寿司やからとった寿司。くる年もまたくる年も、「キンピラからいよ〜」という声がどこからあがる。それでも祖母は辛い辛いきんぴらを作り続ける。そのきんぴらをつまんで「辛いけどおいしーい」というと祖母がこちらをみて笑う。私はちょっぴり大人の仲間入りをした気分を味わう。昼間から座敷に卓をいくつも並べて、叔父たちはほろ酔い加減。子供たちはお年玉をもらって大勢で遊び回る。
 祖母は私が高校生の時に亡くなり、兄弟仲があまりよいとはいえなかった父はこの集まりに参加しなくなってしまった。それでも正月のたびに思い出す、 私にとっては忘れられない光景なのだ。

投稿者 yukako : 09:02 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月05日

年末年始に食べたお菓子

山梨県は塩山の枯露柿、だーいすき! 横浜にあるラ・ビュット・ボワゼの焼き菓子、葛西のルーチェというイタリア料理店の焼き菓子(これもおいしくてびっくり)、義母のイチジクの甘露煮、同じく義母の梅ゼリー、赤坂塩野の焼き菓子(これは私は今回遠慮)、

エスキモー社から出している生チョコ入りのアイス(これはスーパーでみつけて食べてみることに)、横浜のデフェールのケーキ、瑞花のおかきやせんべい類。普段はあまりお菓子を口にしない私でも、やっぱりみんなが食べていると、ついお相伴してしまうので、これは太るはずだ~。

投稿者 yukako : 16:36 | コメント (0) | トラックバック

大ごちそうオンパレード

さ〜て、この年末年始、何を食べたかというと、、
12/28 新潟のヴィラージュというワインとフランス料理の店へ。気軽な雰囲気の中で、フランス産の
鴨のロースト、イベリコ豚のチョリソー、フォアグラのソテー、牛ほほ肉の赤ワイン煮こみ、シーフードのガレット、といった料理はどれもなかなかのもの。おしむらくは、熱々ででてこないこと。それとサービスが要領をえないこと。こちらの質問にそのままストレートに答えてくれればよいのだけれど、延々まどろっこしく、それも的をえない説明をされるのにはうんざり。 そのあたりを改善したらいい店なんだけれど、、。な〜んとワインリストにはロマネコンティ43万なんてのもあり、7万、8万といった値段がズラ〜リ。ウチはかわいく、ボルドーのヌメロアンという4000円程度のものにしたけれど、これもぜんぜんわるくなかった!

12/29 忘れた。あとで家族にきいてみよう。
12/30 夫が前日から作っておいてくれたミートソースをもとに、ラザーニャ!激ウマでした。私はコールスローを作る。ガーリックトースト。
12/31 お年とりで大ごちそう!(別ページ参照)
1/1  牛ロースとヒレのステーキ(夫が七輪で)、サラダ(義弟)、マッシュポテト(私)。親戚まわりをしていたので、家にもどったら6時半。お〜おいそぎで作ったけれど、どれもおいしかった!
1/2 亡義父のオリジナル料理、「ワールドフェイマス」という名前の鍋を作る。鴨のダシが残っていたので、これを加えたら、濃厚な味に。ベーコン、鶏、キャベツ、タマネギ、にんじん、エリンギ(義父はきのこはいれなかったそうだ)をゴマ油(!)でよくよくいためたら、スープを注ぎ、じっくり煮る。最後にスパゲッティを入れて、ラー油&醤油あるいはタバスコ&醤油で食すというもの。アメリカの田舎で、日本の鍋を恋しがって作ったとか、、。
1/3 年末にこちらがバタバタお年とり料理を作っている合間に、夫が毎年作る鴨のコンフィ。今年は寒いせいか、鴨の脂がたっぷり手に入ったとかで、うれしそう。鴨肉を塩漬けにしてから、塩ぬきし、鴨の脂を90度程度の低温にキープしたままのところに投入してじっくり揚げ、最後にオーブンでカリカリに焼き上げるのがコンフィ。さらに、豆(本来のフランス風だと白いんげんらしいのだが、ウチはレンティルを使うのが好き。でもさすがにレンティルが手にはいらず、水煮の金時豆で代用)を加えてパン粉をたっぷりかけてトマトベースのブラウンソースを作ったらこれをあわせてオーブンで焼きあげるフランス田舎料理カスレ。私が作ったのは、アボカド、リンゴ、カラーパプリカ、水菜などをたっぷり入れて、シーザーズドレッシングっぽいドレッシングを作ってかけたサラダ(これが大好評)、 バゲット、で食す。
朝は昼と兼用で、新潟のコシヒカリと、ほぼ毎日鮭。加島屋の粕漬けとか(筋子も絶品)、鮭の焼き漬けとか、、。これに漬け物や、ちょっとした野菜、それにみそ汁という朝ご飯を作ってました。そうそう、1/4の朝、大好物のかきのもと(新潟県の白根の名産の紫の菊。山形のもってのほかとはまた歯ごたえが違って、私はかきのもとの大ファン)の酢の物を作ったっけ。
kakinomoto.jpg
これがかきのもと。花びらが中空になっているのがわかるでしょうか。これが独特の歯ごたえを生むのです!

この間に、義母が甘いものが大好きなこともあり、毎日お菓子を一緒に食べていたし、夫はやはりこういうこってり系が好きなので、そういう料理が続き、2kgも太ってしまった。
やはり和食でさっぱり、、という日がメインでアクセントとして豪華コッテリ料理、でないと、私はついていけないかも、、。おいしいけれどコッテリでは量が食べられなくなってきている。


投稿者 yukako : 16:10 | コメント (0) | トラックバック

新潟で「お年とり」

この正月もまた、新潟の義母宅にて「お年とり」。新潟では元旦ではなくて大晦日の夜が一番の大ごちそう。年こしそばは食べない!これだけでも結婚当初は驚いたものだった。重箱につめることもしないし、中身が関東あたりとはぜ〜んぜん違うから、 結婚してしばらくは戸惑うことばかりだった。数年前からはほぼ私一人で作ることはできるようになったものの、まだ細かいところでは義母にきかなくてはわからない(忘れてしまう?)ことが少なくない。
 このお年とり料理を作るのには3日はかかるので、今年も29日にスタート。義母が私の腰痛を気遣って、正月の餅用のあんこは煮ておいてくれた。
   元旦用の雑煮がまずすごい。ダシは、昆布、カツオ、ほし貝柱(酒でもどす)、干し椎茸、カモ、鮭の焼き付けの汁、鮭、スルメの8種類からなる。たっぷりの酒も加え、味付けは塩と醤油のみ。で、具は、大きな大根6本分の超薄い短冊切り(結婚当初は10本は切っていた)が中心で、にんじん、こんにゃく、それに鴨の薄切り、トップには「ようのこ」(塩イクラをゆでてピンク色にしたもの)をたっぷりと三つ葉。

zouni.jpg

  このほかに、のっぺい(里芋を中心にした新潟の煮物、この具になるギンナンやゴイ、 クリ、百合根などの下ごしらえに時間がかかる、、)、かくてん(薄い緑の色をつけた寒天)、卵焼き(かなり甘い)、かまぼこ、黒豆、イチジクの甘露煮(義母の手製)、八つ目の焼いたの(まだ血だらけのぶつ切りを洗ってから一度酒蒸し、その後、きれいに洗ってから、みりんと醤油でじっくりコトコト1時間くらい煮て一度さまして味をふくませる。仕上げにこれを焼き上げる!今年のはとくに絶品だった)、塩引き(新巻鮭の切り身を焼く)、鴨と長いもとこんにゃくのすまし汁(一番ダシと鴨ガラスープとをあわせて塩で味をきめる)、越前がに、刺身、と並ぶ。
  ほかのことなど何もする暇もないくらい忙しい3日間なのだが、ま、いつものことながら、これでまたつつがなく新年が迎えられる、、、という私にとっては毎年最後の年中行事、でありました。
 

投稿者 yukako : 15:29 | コメント (0) | トラックバック