Vol.32 2005/06/30 http://jqueen.com/shokuiku/
今週のレシピ 特集 食育BOOK 編集後記
rie: minaさん、もう見ましたー?このマクドナルドのチラシ
mina: 見てない。どれどれ、『ファーストフード。そのおいしさや安心はスローにつくられています。』
rie: 風景写真といい、地方の特産物のチラシのようでしょ?
mina: なるほど。こうきましたか、マクドナルド。広告代理店よ、あっぱれ!といったところですね(笑)
“ファースト”というのはあくまでも提供までの時間を意味し、商品は、こだわりを持って作られた安心な食材で作られている“スロー”フードなんですよっ!て訴求したわけね。
rie: サカイさんも食育本として推薦された『ファーストフードが世界を食いつくす』でも、ファストフード産業の闇の部分が暴かれているし。イタリアのローマでマクドナルド第1号店が開店するにあたり、イタリアの食文化を壊すと議論になり、そこから発祥したとされる「スローフード活動」も、かなり日本でも広まっていますしね。ブームを意識してのことでしょう。
mina: 食育同様、スローフードという言葉そのものは認知されてきたけれど、本当の意味で理解している人は少ないと思う。日本では、近年食を取り巻く問題が続き、食への感心が高まってる時であり、脚光を浴びたのでしょう。ただ、「本物」「こだわり」「安心」というイメージがスローフードにふりかかっちゃったため、キャッチコピーとしてやたらに使われるようになってきたのは、困ったことですね。
rie: 日本の食文化を大切にした、旬と地域の特産素材を使ったお料理。時間もかけ、手間をかけ....そういうものを毎日作りたいのが理想。でも、現代社会はともかくせわしなく、時間が足りなく...。加えて、お料理もできず、お金もなかったらと考えると、難しいところですねー。
mina: ほんとうに。イタリアのスローフード協会では、夏に「味の週間」として、普段はお金もなくファーストフード一辺倒の若者に、一流店でグラスワインつき食事が格安で提供されるという機会を作ってるんですって。さすがイタリア!!本当の味というのを、親が教えるのが難しくなっている時代だけに、こうした試みが日本でもほしいところです。
ゴルゴンゾーラのパスタ レシピはこちら
ゴルゴンゾーラのパスタ
「それでもハッピィ おそろいランチタイム」

大好きなライトなゴルゴンゾーラとカプリスデデューを使って、娘と私のお揃いランチ。 パスタは離乳食の手間が省けるようにお米型のパスタを使用します。 娘主体のパスタなので、ニンニクも生クリームも無しのシンプルなもの。 そして大人には、ちょっとやわらかすぎ。 あたりまえです。 舌ですりつぶせるぐらいの柔らかさまで煮込んでるんですから。 それでもハッピィ おそろいランチタイムです。

レシピ提供:もりたとしこ

 堀先生コラム「食育には「歯」が命」 


■第5回 虫歯菌はどこからやってくるの?

 
虫歯の進行には色々な細菌がかかわっていますが、その代表選手はなんと言っても、ミュータンス連鎖球菌という菌です。この菌には2つの大きな特徴があります。まず第一に、糖が大好物で、糖を食べた結果として、歯を溶かす酸を作り出す性質があります。二番目は、少し難しくなりますが不溶性グルカンという、粘着性が強く唾液に解けにくいネバネバした物質を作る事です。彼らはこれが無いと、つばに流されて、口の中にとどまれません。生き延びようと、必死に歯にへばりつくのです。甘いものを食べた後などに、歯の表面が何となく、ヌルヌルした感じになるのが、この不溶性グルカンです。

 ですから、この菌の量の多い人のほうが、口の中が酸性にもなりやすく、不溶性グルカンも多く作られるため、汚れも落としにくく、虫歯になりやすくなってしまいます。

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『のんのんばあとオレ』 水木しげる著  


あの有名な「ゲゲゲの鬼太郎」の著者、水木しげるさんの少年時代のお話です。著者が妖怪に惹かれるようになった様子が書かれている本ですが、それだけではありません。好きな女の子が病気であの世に行く前に、彼女の大好きなドーナツを食べさせてあげたいと、少年が隣町までドーナツを買いに行ったり、「身体は物を食うて大きくなるけど、人の心はなあ、いろんな魂がやどるけん、成長するんだよ」とのんのんばあが言ったり、と。少年とのんのんばあに多くのことを教えてもらえる本です。

出版社:筑摩書房
書籍名:「のんのんばあとオレ」 ちくま文庫
価格:473円 (税込)

<漫画版>
出版社:講談社
書籍名:「のんのんばあとオレ」講談社漫画文庫
価格: 683円(税込)

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表紙写真は講談社漫画文庫

我が家の5歳のメスのシェパードが、3月に二度目の出産をしました。新潟里帰り出産で(笑)11匹も産みました。そのうち、4匹をつれてすぐに我が家にもどってきたのです。ベビーといえど大型犬なので、すごい食べっぷり。本来、温めた牛乳でドッグフードをふやかしたものが餌となるのですが、親のお肉やチーズを横取りして食べちゃう。牛乳が大好きで毎日5匹で2リットル。結構な出費で泣きましたわ。結局、1匹づつもらわれ、先週最後の1匹もいなくなりました。3ヶ月なのに18キロもあったベビーたち。我が家にこなかった子犬は、ニ周りぐらい小さいそう。牛乳・チーズの威力はやはりすごいようです (mina)

次回のレシピは『オクラのカレー揚げ』をお届けします。

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