先日、何人かで集まっていて賞味期限の話になりました。
Q:みなさんは、賞味期限ってどのくらい気にしますか?
Aさん、「買うときは、絶対見る。全部みる。あたりまえじゃん
でないと古いもの買わされて損するでしょ。」
Bさん、「お豆腐とか、牛乳とかは見るけど・・・ 賞味(消費)期限間近で、
お値下げ品になってたら、真っ先に買っちゃう。 その日に使わなくて
も、開封しなければたいてい大丈夫だから、お得でしょ。」
Q:じゃあ、食べる時は? 例えば、冷蔵庫に消費期限を1日過ぎた牛乳があります。
Aさん、「開封したら当然飲まない!未開封でも飲まない。期限を過ぎた食品は、
どんなものも開封でも未開封でも全処分よ。」
Bさん、「開封していたら、臭いをかいで、少し味を見る。怪しかったら火を通す。
傷んでいたら分離するのでわかります。未開封だったら大丈夫でしょう。
要冷蔵でない食品だったら、賞味期限はあまり気にしない。」
Cさん、「開封していたら、飲まない。未開封だったら、どうしようかなぁ〜。
本当は捨てるけど、食べられたら得だから、トライするかも・・・。」
さて、あなたはどのタイプでしょうか?
私が小さい頃、お豆腐は自転車に乗ったおじさんが毎日売りに来ました。ボールやどんぶりを持って買いに行くのが子供の仕事でした。そういうお豆腐には、いつまでなんて期限は書いてありませんでした。その日に使う分だけ買うのですけど、残るときもあります。そうしたら、臭いをかいだり、ちょっと食べてみたりして、大丈夫ともうダメを判断している母を見て育ちました。酸っぱい味がしたら、お腹をこわす、とか、お餅のカビは削れば大丈夫とか、古い牛乳は火を通してからというのも、そうして習った知恵です。牛乳やお豆腐卵等、タンパク質が主成分の食品は、あたると危ないので、お豆腐だったら水をまめに替えたり、注意深く保存して、食べるときも注意深かったように記憶しています。
今だって、野菜や魚には賞味期限はついていなくて、色を見たり、臭いをかいだりして自分で判断しますよね?期限がついていても、いなくても、まずは自分の五感で判断するというのが、基本だと思うのですが、どうでしょうか?
以下は、嘘のような「ホント」の話です。
○ポテトチップスを食べながら深夜映画を見ていました。ふと気がつくともう12時過ぎ。
食べていたポテトチップスの期限は12時で切れてしまったのね。 もう食べられないわ…
と捨ててしまう。
○「この間買ったお肉を冷凍してて、いま、出したんですけど、これ食べられますか?
賞味期限書いてないんですけど・・・」とお店に電話。
○お味噌汁の具をお豆腐にしたんですけど、使うときに、なんか糸引いていたんです。
でも、朝の忙しい時だったし、賞期限内だったから、大丈夫なはずだと使ったら、
主人がお腹こわしちゃって・・・・・。
さぁ、おさらいしましょう。
□□■ 消費期限と賞味期限 ■□□
市販されている加工食品を選ぶ基準の一つとして、消費期限や賞味期限 (あるいは品質保持期限)があります。
まず消費期限とは、製造または加工の日を含めて、おおむね5日以内の期間をめどに、それを過ぎると品質が劣化する食品に記載される。包装を開かず、そして表示された方法で保存
したとき、腐敗など食品の劣化による衛生上の危害が発生するおそれがないと認められる期限。
次に賞味期限。賞味期限と品質保持期限は同じ意味。これは品質の劣化がゆるやかな食品に記載される。包装を開かず、そして表示された方法で保存したとき、
食品のすべての品質が十分に保持されていると認められる期限。
《まとめ》
*「消費期限」は「安全に食べられる期間」
*「賞味期限」は「おいしく食べられる期間
ながたけいこ
HP :あたり前の食卓
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