Queen Home_edu
TOP PAGE
レシピ
コラム
レポート
食育BOOK
おいしいBlog
メールマガジン
プロフィール
リンク
レポート
TOP > レポート > 対談
取材
カルビー広報室x野菜のソムリエの食育対談  

 食品メーカーとしては、いち早く食育活動への取組みを始めたカルビー社。2003年にスタートした「カルビー・スナックスクール」は、小学校の総合学習の時間を使い、おやつの楽しみ方や、スナック菓子の栄養素や摂取適量などを子供たちにわかりやすく説明する講座です。昨年には288校もの学校で実施されたそうです。
 偶然にも、本サイトでご紹介した浮谷さんが食育の授業を行っている小学校で、カルビースナックスクールが開催されたことから、一緒にお話をうかがってきました。

(聞き手:野菜のソムリエ 浮谷さん、筏井)

カルビー・スナックスクール
摂取量をチェック
「一度にどれくらい食べてる?」
お野菜クイズ
「モロヘイヤはどれ?」
筏井  
江渡 料理は大好きなんですよ。食材にもこだわります。でも、今は、なかなか料理する時間がとれないので残念です。
筏井 男性の議員さんでは、珍しいのではないでしょうか?
江渡 そんなことはないですよ。鳩山邦夫先生をはじめ、料理好きな方は沢山いらしゃいます。そもそも食べることが好きなんですよ。美味しいものを食べたくて、素材や調味料にもこだわる「男の料理」をするようになるのでしょう。
笹川 いつ頃から、お料理されていたのですか?
江渡 高校で親元を離れてからです。共働きの両親には「男は何でもできなければならない」と育てられてきたので、自然なことでした。結婚後は、妻が歯科医で忙しく、子育ての協力は不可欠でしたから、子供に料理を作っていました。
筏井 地元の青森では、保育園も経営されていたんですね。
江渡 はい、保育園の他に児童養護施設もあり、様々な境遇の子供たちに接してきたので、子供にとっての食の大切さというのを、身近で考えさせられる機会が多かったですね。
食事以外にも、「小さい頃から色々な経験をさせよう!」というのをポリシーに、合同運動会、文化祭、三沢基地との交流など、様々なイベントを企画しました。
笹川 ご自身のお子様方に対して、実践されてきた食育とは?
江渡 まずは食事の躾ですかね。箸の持ち方、食べ方などを厳しく…。さらに、感謝の気持ちを持つこと。それ以外には「親子そろって食事ができる」という環境作りを心がけてきました。
笹川  
江渡 保育園児から小中学生まで、朝食を食べない子が増えています。カラダを作る、一番重要な時期ですよね。食べ物をどう摂るか、食育は大切なことです。食育基本法は、まずは国民への“問題提起をした”というところです。
皆さんには知られていないと思いますが、一部の与党議員は、早くから問題意識を持っており、有志が何年か議論を重ねて、今回の施行に至ったという経緯があります。
筏井 個人、NPOなど、各々のレベルで、食育に対する取り組みが始まっていると思うのですが、法律で定める必要はあるのでしょうか。
江渡 必要と思います。食の安心、安全が求められる時代でもありますし、法律ができることで、色々な分野、様々な取り組みを支援することができます。
また、日本古来の食べ物、地域の特産物への関心を喚起したりすることで、文化の伝承につながる教育でもあります。とはいえ、肩肘張るのではなく、あくまで“食を大切に”ということでありますし、食育基本法は、その始めの一歩です。ここから、有識者を集め基本計画などを作っていくことになります。
筏井 確かに、まだ始まりですね。これからどのように進められていくのか、興味深く拝見していきます。
今日はありがとうございました。
2005年7月
TOP PAGE