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西武ライオンズ・中島裕之選手 独占インタビュー
2008年度パ・リーグ遊撃手部門で初受賞した西武ライオンズ・中島裕之選手。日本シリーズでも活躍され、今後ますます期待が高まる中島選手に独占インタビューしました!
三井広報委員会
(以下、三広委)
三井ゴールデン・グラブ賞は初めての受賞なんですね。
中島選手 初めてなんです。全く無縁だったですね。やっと内野手になってきたなと思っています。
三広委 今年は一年を振り返ってみて、いろいろなことがあったと思いますが、どんな一年でしたか。
中島選手 開幕してから終わるまで、オリンピックも経験させていただいて、日本シリーズもチャンピオンになるところまで戦わせてもらって嬉しいです。
三広委 その中で、オリンピックもそうだし、日本一もそうだし、自分自身で貢献できたというか、手応えはどう感じていますか。
中島選手 一年戦って、自分の成績も今までより良いし、チームも日本一になれて、良い一年だったなと思っています。
 
三井ゴールデン・グラブ賞初受賞中島選手
表彰式で、ゴールデングラブを受け取る中島選手

今年からはバッティングよりも、守備の方が楽しくやってました
中島裕之選手
 
中島裕之選手
 
 
三広委 中島さんというと、本当にクリーンアップで、バッティングはもう誰も何も言うことがないという活躍でしたが。三井ゴールデン・グラブ賞は守備を見て投票で選ばれたということについて、守備にはどのような、守るということに関してはどのような思いがありますか。
中島選手 今まではあまり動きというか、そこまで分かっていなかったというか。今年からは、去年の秋のキャンプから、コーチにみっちりついて基本から練習しました。それによって動きが分かるにつれて、うまくできるようになるにつれて面白くなって、バッティングより守備の方が楽しくやってました。
三広委   中島さんから見て守備の面白さってどういうところですか。
中島選手 どんなボールがきても、今までだったらミスしていたところを、余裕をもってアウトにできる。周りの状況を見ながら、捕球して送球して、いろいろなところが見えるようになったというところが、すごく良かったです。
三広委   この一年間本当にいろいろなことがあったと思いますが、守備に関することで、自分自身の中で一番印象に残っていることをお話しいただきたいのですが。
中島選手 北京オリンピックに行く時に、ヤクルトの宮本さんから、「無理にやろうと思わず、一つアウトを取れば、それでいいから」と、「取れるアウトをきっちり取れば、ダブルプレーにならなくても、一つアウトを取ればいいから」と言ってもらったことです。それで、オリンピックで守備についている時に気持ちが楽になって、余裕をもって守れるようになりました。
子供の頃は、「プロ野球」より自分でプレーすることに夢中でした
 
三広委 野球を始めたのは何歳の時ですか。
中島選手 小学校3年生です。
三広委   その時から内野手ですか。
中島選手 プロ野球に入ってから内野手です。
三広委   野球を始めた頃、当然プロ野球も見ていたと思いますが、この賞も中島さんが生まれる随分前からあります。守っている選手、あるいはプロ野球選手の中で、「すごいプレーをするな」と憧れていた選手はいますか。
中島選手 野球はやっていましたが、プロ野球…。僕は兵庫県出身ですが、いつも阪神とどこかがやっているばかりだったので、あまり見ていませんでした。
三広委   常にあるものだった?
中島選手 いつも自分達で野球をしながら遊んでいたので、見にいったりもしませんでした。
  中島裕之選手
子供たちには、今自分が興味をもっていることをやり続けてほしい!
中島裕之選手  
三広委 もともと高校まではピッチャーでしたね。プロに入って、先ずはファームで鍛えられている姿を何度も拝見しましたが、内野手として他のチームや先輩などで意識した選手はいましたか。
中島選手 小阪さん(当時ロッテ)や宮本さん(ヤクルト)の動きですか。小阪さんとは対戦していたので、自分が打った打球がセンターに抜けそうな時、打った時はヒットになると思っていたのに、走っている最中に横から小阪さんが視界に入ってきて。あと少しで球を取られそうになったり、そして取られたりすると、ビックリしました。どういうふうに守っているのかなと思いました。 また常に他のチームの、ショートとは限らず、内野手の人の動きは、攻撃している時に見ています。シートノックであっても。
三広委   その中から吸収したものは沢山あると思いますが、一番大事なもの、野手に共通しているものはありますか。
中島選手 共通しているものは分かりませんが、ボールを取るまでの間が早いことだと思います。ボールを取る時も取りやすいところに合わせて動いているから、良いプレーになるのだと思います。
三広委   中島さんのプレーを沢山見て、中島さんのようなショートになりたい!、野手になりたい!、バッターになりたい!・・・と、思っている子どもたちに、何かアドバイスはありますか。
中島選手 今はできなくても、毎日ずっとやり続ければうまくなる。だんだんできるようになるから続けて欲しいと思います。
三広委   例えば、どうしてもうまくいかないから諦めそうになっている子どもたちに…。
中島選手 野球だけじゃなく、今自分が興味をもってやっていることを、やめずに続けてほしいですね。休んだりしてもいいし、遊んでもいいから、ずっと続けてたら、小さい時はできなくても、大きくなったら、だんだんできるようになるので!
来年もチームの優勝に貢献できるように頑張ります
   
三広委 中島さん自身は発展途上だと思いますか。
中島選手 バッティングもそうだし、守備も走塁も、どうやったらもっとうまくなるかなということを毎日探しながら、練習も試合中も常にそう思いながらやってます。
三広委   来年はどんな年にしたいですか。
中島選手 チームがまたチャンピオンになるように、僕自身も終わった時には今年以上の成績がついてきたらいいなと。チームが優勝するために貢献したいなと思っています!
三広委   日本シリーズの時にわき腹を痛めて、心配していた想いとか、今はどうですか。身体は?
中島選手 今は全然動かないようにして、ほとんど痛さはなく、普通に生活しています。
三広委   これからオフになって、身体を鍛えて、もう来年のスタートには大丈夫ですね。
中島選手 キャンプインも万全の態勢で動けるように、身体をつくっていこうと思っています。
三広委   もちろんライオンズのチームリーダーとしての活躍もありますが、ジャパンというのも視野に入っているかと思いますが、そのあたりはどうですか。
中島選手 選ばれたいというのが本音です。選んでもらえたら、どんな状況でもいいから試合に出してもらえるように頑張りたいです。
中島裕之選手
「三井」と聞くと、中学時代に練習していたグラウンドを思い出します!
三広委 「三井」という言葉に対してイメージはありますか。会社や三井ゴールデン・グラブ賞に対して。
中島選手 僕が中学時代に野球をやっていた時に、宝塚にある「三井」のグラウンドを使わせてもらっていました、、、今違ったらどうしようかと思って話していましたが、三井で良かった(笑)
三広委   あまり意識はなかったけど、つながりはあると。
中島選手 ゴールデン・グラブ賞(の三井)と一緒だなと思いました。
三広委   是非良いオフを過ごして、来年もご活躍を期待しております。どうもありがとうございました。
中島選手 ありがとうございました。
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