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レシピ
日本のお米をフル活用!サカイ優佳子さんの 米米cooking[コメコメ クッキング]
   
 
ご飯とおかず、イッキにドン!
11月| カジキマグロときのこの
中華風蒸しご飯
カジキマグロときのこの中華風蒸しご飯
 

鍋でご飯を炊こうと思うと、火加減が難しいので敬遠する人もいるかもしれません。でも、蒸すのであれば終止強火でOK。
今回ご紹介するのは、お米もおかずも生のまま一気に蒸しあげてしあげてしまうお手軽料理です。上にのせるおかずには、調味料をまぶしたところに米粉を加えて旨味を封じ込めるとともに、とろみをつけます。おかずにつかった米粉、もちろんお米とダブルで「米米」cooking!
カジキマグロの他、鶏肉、豚肉、ホタテなどでもおいしくできます。

 
 
 
 
 
 
 
カジキマグロの切り身   180g
椎茸   2枚
しめじ   100g
長ネギ   1本
     
生姜みじんぎり   大さじ1
醤油   大さじ2
  大さじ1
トウチ   大さじ1
梅干し(大)   1個
砂糖   小さじ1
鷹の爪   1本
ごま油   適量
米粉   大さじ2
  2合
2合  

240cc

万能ネギ   2本
好みで香菜   適量
 
 
  米は研いでざるにあげておく。
  一口大に切ったカジキ、4つわりにした椎茸、小房にわけたしめじ、ぶつ切りにした長ネギをボウルに入れ、Aの調味料でよく和える。
  に米粉をまぜてさらに和えたら、蒸し器に入れられる器に米、水を入れた上にのせる。
  蒸気のあがった蒸し器にを入れ、30分ほど強火で蒸す。
  4cm長さに切った万能ネギをに入れてひと蒸ししたら、好みで刻んだ香菜をちらして食卓へ。食べるときには混ぜてからどうぞ。
 
  ≪アドバイス≫使用する器の形によっては蒸され具合が均一にならないことがあります。また、蒸し時間は目安として、適宜調整してください。  
 
つくってみました

和えただけでも
なんだか美味しそう…


これから蒸しマス


蒸しあがり〜
ご飯が膨らんでさらに
テンコ盛り!

材料をザクザク切って、和えて、のせて、蒸す!今回も手軽に美味しいご飯が食べられそう〜♪と喜んだのもつかの間。

うちには蒸し器がない!

サカイ先生に泣きついたところ…

「大きめの鍋にたとえば割り箸やざるなどで上げ底するとか、容器に深さがあればそれより下までお湯を入れちゃうとか、どうにでもできますよ。」

なるほどっ。要は蒸気で蒸すことができればいいわけですね。

早速、我が家で一番背の高い鍋に水を張る。念のため、底に小さな小鉢を沈めて…。

お湯が沸くまでの間に、材料を切って、和えて。予め準備してあったお米に分量のお水を加えた陶器のボウルに材料をどーんとのせる。

そして、蒸す!強火で30分。部屋中に立ち込める、中華な香り。簡単なのに、この本格的な香りに感動。お腹すきましたっ。
30分後。アツアツのボウルをなんとか鍋からつかみ出し、いただきまーす。

いい感じに蒸されたおかずさんたち、米粉のトロミとジューシーな食感。エクセレントっ!
ご飯は、中華おこわかとおもうようなモチモチの仕上がり。あんなに簡単に作ったとは思えぬ完成度。るんるん食べてたら、、あれ?ご飯が硬い…。どうやらボウルの中心部分だけご飯に少しだけ芯が残ってしまったみたい。
もうちょっと蒸し時間が長くてもよかったのかな?ま、これも経験。ちょっとくらい芯があっても、へっちゃらだい。

蒸し料理といえば、中華まんくらいしか思い浮かばないワタクシですが、ご飯とおかずをイッキに蒸して仕上げるなんて、目からウロコでした。蒸し器、買っちゃおうかな♪

[Queenスタッフ・K] 

 
recipe by 食の探偵団
優佳子さんからのメッセージ〜お米をもっと食卓に!
 
   2008年は、海外の政治や経済、産業、天候などの要因によって、私たちの食卓が大きく影響を受けることを、いやでも実感させられた年といえます。食料自給率が40%しかないということは、6割を海外からの輸入に頼っていることを意味します。今日は普通に食べられたものが、明日にはもしかしたら手に入らなくなるかもしれません。

 世界の人口が増え、中国などの食生活が大きく変わり、台風や干ばつなどの異常気象も多く観測される状況においては、お金さえ払えば食べものはいつでも手に入るという考えは通用しなくなっています。

 米は減反がすすんでいるとはいえ、今も100%に近い自給率を誇っています。昭和30年代に食べていたお米の量の半分しか、今の私たちはお米を食べていません。食生活は大きく変わってきてしまったので、3食しっかりご飯を食べよう、今の倍は食べようといっても限界があるのも確かです。

 それなら、今まで知らなかった米粉の活用法をあみだしたり、米で作った麺やパンを食べたり、粒食のバリエーションを広げたりということで、もっとお米を楽しくおいしく食べていけたら、と思うのです。

 小麦や大豆、トウモロコシなどの値段が大きく上がっていたとき、実は米の価格も世界的にみると高騰していました。それでも日本で米価がとくにあがった印象がないのは、国内で米を自給できるために、海外の値上がった米を買う必要がなかったからです。
 
 田んぼは一度耕作をやめると、また米を作れるようになるまでに数年かかると言われます。農家の高齢化も懸念されています。米づくりの智恵や技術、田んぼという財産、米を食べるという文化を、私たちがしっかり継承していくことが、これからも安定して食べていくためには大切です。

 これから1年間、米や米製品をおいしく食べるヒントを、レシピとともにお送りします。是非、皆さんの日々の食卓に役立ててくださいね。
 
2009年1月 サカイ優佳子
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