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レシピ
日本のお米をフル活用!サカイ優佳子さんの 米米cooking[コメコメ クッキング]
今月のお米食材→ 上新粉
 
米粉で簡単!
12月| 全卵カスタードクリーム
全卵カスタードクリーム
 

カスタードクリームは、お菓子の素材としてもよく使われますが、ダマになる、ゆるいままで固まらないなど失敗談もよく耳にします。米粉は冷たい牛乳にもさっと溶けるので、ダマになることもありません。火が強すぎると底が焦げやすいため、中弱火を守ること、しっかりかき混ぜること。これだけ守れば、いつでも気軽に家でカスタードクリームが作れます。

 
 
 
 
米粉   大さじ3
  3個
牛乳   300cc
砂糖   大さじ6
無塩バター   大さじ1
バニラエッセンス   少々
 
  材料をすべて混ぜ、米粉を溶かす。
  を中弱火にかけて、かき混ぜながらとろみがつくまで火を通す。
 
つくってみました


まぜまぜまぜ


ホットケーキに添えて。

米粉の可能性はだいぶ理解してきたつもりだけど、カスタードクリームもできちゃうなんて!
甘いもの大好きな私、テンションアゲ↑アゲ↑です。

材料もぜんぶウチにあるものでいける♪と、思ったら、バニラエッセンスがなかった!買いに走る余裕がなく、ええい、省略しちゃえ。

調理開始から、数分。あっという間にお鍋の中にはトロんとしたカスタードクリームが♪簡単すぎます。楽しみにしていた甘党の娘が出来立てをさっそく試食。ところが。「おいちくない」。。。ががーん!そんなわけない、、と思いながら自分もヒトクチ。…もちろん、美味しい!どうやら、娘には温かいカスタードクリームがなじまなかったよう。お皿に移して、冷ましてあげたら、喜んで食べた娘。そりゃあ美味しいよねぇ。でもやっぱりバニラエッセンスは入れたかったな。カスタードクリームはバニラの甘〜い香りがしなくっちゃね。
[Queenスタッフ・K] 

 
recipe by 食の探偵団
優佳子さんからのメッセージ〜お米をもっと食卓に!
 
   2008年は、海外の政治や経済、産業、天候などの要因によって、私たちの食卓が大きく影響を受けることを、いやでも実感させられた年といえます。食料自給率が40%しかないということは、6割を海外からの輸入に頼っていることを意味します。今日は普通に食べられたものが、明日にはもしかしたら手に入らなくなるかもしれません。

 世界の人口が増え、中国などの食生活が大きく変わり、台風や干ばつなどの異常気象も多く観測される状況においては、お金さえ払えば食べものはいつでも手に入るという考えは通用しなくなっています。

 米は減反がすすんでいるとはいえ、今も100%に近い自給率を誇っています。昭和30年代に食べていたお米の量の半分しか、今の私たちはお米を食べていません。食生活は大きく変わってきてしまったので、3食しっかりご飯を食べよう、今の倍は食べようといっても限界があるのも確かです。

 それなら、今まで知らなかった米粉の活用法をあみだしたり、米で作った麺やパンを食べたり、粒食のバリエーションを広げたりということで、もっとお米を楽しくおいしく食べていけたら、と思うのです。

 小麦や大豆、トウモロコシなどの値段が大きく上がっていたとき、実は米の価格も世界的にみると高騰していました。それでも日本で米価がとくにあがった印象がないのは、国内で米を自給できるために、海外の値上がった米を買う必要がなかったからです。
 
 田んぼは一度耕作をやめると、また米を作れるようになるまでに数年かかると言われます。農家の高齢化も懸念されています。米づくりの智恵や技術、田んぼという財産、米を食べるという文化を、私たちがしっかり継承していくことが、これからも安定して食べていくためには大切です。

 これから1年間、米や米製品をおいしく食べるヒントを、レシピとともにお送りします。是非、皆さんの日々の食卓に役立ててくださいね。
 
2009年1月 サカイ優佳子
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