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レシピ
日本のお米をフル活用!サカイ優佳子さんの 米米cooking[コメコメ クッキング]
今月のお米食材→ 上新粉
 
おやつにも、おかずにも、お酒のつまみにも。
1月| 大根餅
大根餅
 

冬においしい大根を、もち米が原料の白玉粉とあわせて、簡単大根餅を作ってみました。本来は蒸して、冷まして、焼くという作り方なのですが、家庭で簡単に作れるように、直接蒸し焼きにしてみました。外はカリッ、中はもっちりふんわりとした食感を楽しんでください。ガーリックオイルで焼いたり、シンガポールの屋台フードとして有名なFried Carrot Cake(carrotといいながら材料に人参は入っていません)のように、小さく切って卵でとじるように仕上げたりしてもおいしい。いろいろなバリエーションを楽しんでみてください。

 
 
 
 
大根   200g
白玉粉   50g〜
  大さじ1
オイスターソース   小さじ1
干しえび   大さじ1
(すり鉢などで粉にして)
万能ネギ   2本
 
  大根は鬼おろしやチーズおろしなどであらくおろす。
  の水はきらずに酒、オイスターソース、干しえび、万能ネギのみじん切り、白玉粉を合わせ混ぜ、しっとりした生地を作る。
  フライパンを熱し、油をしいたら、の生地を1cm程度の厚さになるように流し、蓋をして弱火で両面蒸し焼きにする。
  食べやすい大きさに切り分け、好みの青みを散らして供する。

酢醤油、ラー油などお好みでつけて食べてください。
焼き上がりに好みでゴマ油を少々たらすのも香り高くておいしいです。
干しえびのかわりに、ベーコンやチーズ、ホタテなどを入れても美味。
大根の水分によって白玉粉の分量を調節してください。
 
つくってみました


鬼おろしっ!


いい香り〜

大根餅といったら、居酒屋で必ず頼む、大好物メニュー!ヘルシーなのに、食いしん坊のハートもお腹も満たしてくれる、ニクいやつですよね〜。

ところで。
←左写真の鬼おろし、カワイくないですか!?グッチ裕三さんのキッチングッズなんです。

そんなお気に入り鬼おろしで、大根すりすり。 すり鉢のない我が家。干しえびは、ビニール袋に入れて、グイグイつぶして粉状にしちゃいます。材料を一通り混ぜ混ぜしてみたら、絶妙にしっとりした生地に。もうちょっと水分があった方がいいのかな〜?と思いつつ、フライパンで蒸し焼きにしているうちに、モチモチしてきたー!イマイチまとまりがなさそうだった生地がしっかりまとまって、一致団結。大根の爽やかさと、白玉粉のモチモチ感が、たまらない一品に仕上がりました!こりゃウマいです。白玉粉、常備すべし。
[Queenスタッフ・K]

 
recipe by 食の探偵団
優佳子さんからのメッセージ〜お米をもっと食卓に!
 
   2008年は、海外の政治や経済、産業、天候などの要因によって、私たちの食卓が大きく影響を受けることを、いやでも実感させられた年といえます。食料自給率が40%しかないということは、6割を海外からの輸入に頼っていることを意味します。今日は普通に食べられたものが、明日にはもしかしたら手に入らなくなるかもしれません。

 世界の人口が増え、中国などの食生活が大きく変わり、台風や干ばつなどの異常気象も多く観測される状況においては、お金さえ払えば食べものはいつでも手に入るという考えは通用しなくなっています。

 米は減反がすすんでいるとはいえ、今も100%に近い自給率を誇っています。昭和30年代に食べていたお米の量の半分しか、今の私たちはお米を食べていません。食生活は大きく変わってきてしまったので、3食しっかりご飯を食べよう、今の倍は食べようといっても限界があるのも確かです。

 それなら、今まで知らなかった米粉の活用法をあみだしたり、米で作った麺やパンを食べたり、粒食のバリエーションを広げたりということで、もっとお米を楽しくおいしく食べていけたら、と思うのです。

 小麦や大豆、トウモロコシなどの値段が大きく上がっていたとき、実は米の価格も世界的にみると高騰していました。それでも日本で米価がとくにあがった印象がないのは、国内で米を自給できるために、海外の値上がった米を買う必要がなかったからです。
 
 田んぼは一度耕作をやめると、また米を作れるようになるまでに数年かかると言われます。農家の高齢化も懸念されています。米づくりの智恵や技術、田んぼという財産、米を食べるという文化を、私たちがしっかり継承していくことが、これからも安定して食べていくためには大切です。

 これから、米や米製品をおいしく食べるヒントをレシピとともにお送りします。是非、皆さんの日々の食卓に役立ててくださいね。
 
2009年1月 サカイ優佳子
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