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黒の力で“腎”を補う!黒いレシピ | 日本でも昔から“黒い食べ物”は髪の毛を黒くするといわれてきましたが、薬膳や中医学でも、黒い食材は「腎」によいとされています。「腎」とは中医学の五臓の一つで、生命力を司り、人の成長や生殖との関連が深いのです。アンチエイジングに、美容に、黒い食材は欠かせません。毎日の生活に、ミネラルや食物繊維が豊富な黒い食材、黒いレシピを取り入れてみてください。
黒砂糖をつかった黒豆の陳皮風味煮
黒いレシピの第二弾は黒豆です。
黒豆は黒大豆とも言われ丹波の黒豆がもっとも大きく良質といわれています。

中医学では、黒豆は身体の成長や発育、生殖をつかさどり、腎を補うとされています。また、肝や腎に必要な潤いや血を補います。利尿を促しむくみを防ぎ、胃腸の働きをも補うなど多くのはたらきがあるとされています。

一方、現代栄養学的にみても、黒豆はイソフラボンなどのお肌によい成分にくわえ、アントシアニンなど抗酸化物質を含むためアンチエイジングの食材として揺るぎない地位を誇っています。

お正月のおせちで作る黒豆の甘露煮は、甘みが強いので苦手という方も多いかと思います。
今回は、 ミカンの皮を乾燥させて作る、陳皮の爽やかな香りがする、甘さ控えめの煮豆を紹介します。煮汁で豆が隠れるようにして冷蔵庫で2〜3週間はもちます。
そのほかの使い方としては、炒った黒豆に醤油を絡めといだ米の中に入れて炊いた黒豆の炊き込みご飯が簡単です。また、市販の食品で黒大豆きなこや、黒豆の納豆などを使うのも手軽でよいと思います。余った煮豆は寒天みつ豆に入れてもよくあいます。
お正月だけではもったいない黒豆。一年中食べていただきたい食材です!

材料
<4人前>    
黒豆 200g
(調味液)  
├黒砂糖 100g
├氷砂糖 50g
├水 2リットル
├陳皮 3個分
├八角 1/2個
└シナモンスティック 1本
お湯 適量
黒蜜 お湯200mlに対し大さじ1杯程度
※さびた鉄釘・スチールウールをだしパックなどに入れたもの、または鉄製の鍋
作り方
黒豆を水でさっと洗ってざるにあけておく。
調味液の材料を鍋に入れ一煮立ちさせ、その鍋に黒豆を入れて中火で沸騰させる。沸騰したらすぐ火を弱め、白い泡をこまめにとりながら5-6時間ゆっくり煮ていく。
調味液が減ってきたら、黒蜜を溶かしたお湯をコップ一杯ずつ追加する。豆が水から顔を出さないように。急に強い甘みを付けないように気をつける。
豆が好みの堅さになり、調味液の甘さがちょうどよくなったら、火を止めてそのままゆっくりさまし1日くらい冷蔵庫で甘みを含ませる。

●ワンポイント●

陳皮や八角は中華食材の店、 或いは大きいスーパーのスパイス売り場などにあります。
また、陳皮は自分で作ることもできます。陳皮の「陳」は古いという意味なので、1週間でもできますが、できれば、風味を強めるために、1シーズン干していただきたいところです。

 【陳皮レシピ】
 1.無農薬のミカンを水で洗い汚れをとる。
 2.ミカンを食べて皮の部分を湿気の少ないところで天日干しする。
   (干す時間は長いほどよいが急いでいれば一週間ほどでできます。)

陳皮や八角のかすは調味液につけると皮がむけやすいので、だしパックや布などにいれてから投入した方が良いです。

キレイな色であげるために、鉄釘やスチールウールをだしパックにいれたものを一緒に煮る、あるいは油のついていない鉄製のなべで煮ると良いです。

お湯や黒蜜を直接鍋に追加すると、皮がしわくちゃになる原因となるので気をつけましょう。
新井 友加里
今回の黒食材
・黒豆
・黒砂糖
・黒蜜
黒豆 黒砂糖 黒蜜
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