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「Let's食養生 食性編3」

食養生では食べものを、からだを冷やす「寒性」と、温める「温性」に区別し、作用の程度により「寒・涼・平・温・熱」の五性(性とは性質)に分けると前回お話しました。今回は、レシピの食材それぞれが、どこに属するのかを見てみます。

まずは、からだを冷やす食べものから。レタスは「寒性」のより弱い「涼性」で、利尿作用や催乳作用をもつと言われています。アサリは「寒性」で、熱をとる、ノドの渇きを止める、イライラを和らげるなどの効果があると考えられています。

一方、からだを温める「温性」の食べものは、アンチョビとニンニクです。カタクチイワシ科の小魚のアンチョビは、内臓の働きをよくしたり、筋肉や骨を丈夫にしたりするほか、強壮作用もあるとされています。ニンニクは、エネルギーの代謝を高め、血行をよくし、疲労回復に役立つと言われています。また、調味料にも五性があり、白ワインのような酒類は「温性」に属します。そして、調理法によっても食性は変わるとされ、今回のように火を通すと「寒性」は弱められます。

「寒性」と「温性」のバランスのとれたメニューは、からだを冷やし過ぎず、熱し過ぎません。寒熱の調和をはかりつつ、食べものの特性をいただけば、命は養え、健やかに過ごせることと思います。

とは言っても、食養生は、その時々の自分のからだが、冷えているのか、熱をもっているのかなどを知り、その状態に合った食事をすることが大切です。そのお話はまたの機会に。

レシピ提供:サカイ優佳子
賢脳の秘密:土澤明子
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