お料理を作る時、みなさんはどんなことに気をつけていますか？
栄養バランスを考えること、沢山の野菜を使うこと、旬のものを取り入れること・・・
最近は、素材そのものに、気を配る方も増えてきましたね。
そして、食の安心・安全に対する意識も、一昔とは比べられないぐらい変わり、スーパーでも、しっかりと食品表示をチェックする主婦の姿も多くみかけられるようになりました。
さて、大事な栄養素を沢山含む野菜ですが、この”安心・安全”についてはどうでしょうか。
スーパーには、色とりどりのキレイな野菜が並んでいます。でも、産地や生産者（農家）が示されている例はごくわずか。農薬の使用についての記載があったりもしますが、「有機栽培」「特別栽培」「無農薬」「減農薬」と色々で、生活者はその違いがよくわかりません。しかも、怖いことにこの表示は正しくルールに従っているものもあれば、根拠もなく、消費者に良いイメージを与えるために表示しているという、悪質なものもあるといいます。
ところで、農薬や化学肥料も、いいところがあるのです。
●農薬は、病害虫から作物を守り 草取りの手間暇を削減する
●化学肥料は、野菜が栄養をより早く吸収でき、収穫を増やせる
---ことです。
世界の人口はこの５０年で４０億増えたといわれていますが、これは農薬や化学肥料の出現により農作物の収穫が増え、飢えをしのぐことができたためである、ともいわれています。
しかし、過剰使用により、今ではそれらの利点よりも、農薬は体に害を与え、化学肥料は土を悪くするといったことのほうが、問題視されるようになりました。
こうした背景により、年々人気上昇の有機肥料、有機栽培。
このコーナーでは、これらに注目し、カラダにやさしく、栄養満点な野菜を、自宅で簡単に育てられる方法をご紹介したいと思います。
