JQueen Home_edu
TOP PAGE
レシピ
コラム
レポート
食育BOOK
おいしいBlog
メールマガジン
プロフィール
リンク
リンク集へ
アレルギー対応食品販売店を
リンク集に追加しました
レシピ
日本のお米をフル活用!サカイ優佳子さんの 米米cooking[コメコメ クッキング]
今月のお米食材→ 上新粉
 
夏に食べたい辛さとボリューム
8月| 米粉すいとん入り!
トマトとオクラのアフリカ風スープ
米粉すいとん入り!トマトとオクラのアフリカ風スープ
 

すいとんといえば、和風の汁ものというイメージがあると思いますが、こんなスープに入れてもおいしく食べられます。昼食や夜食にもぴったり。米粉すいとんの量を増やせばボリュームもでます。ワールドカップでの日本チームの活躍を見て、今回はアフリカ風のスープにしてみました。

 
 
米粉のすいとんは水でとくだけで作れてしまうお手軽さ。残った汁物に入れて煮れば、あっという間に一品できあがりです。すいとんに青のりや野菜パウダーを混ぜると、色も栄養ももちろん味もプラスされるのでバリエーションも広がります。いろいろ試してみてください。
 
 
 
 
玉葱   1/2個
オリーブオイル   大さじ1
鶏ももひき肉   100g
完熟トマト   2個
  300cc
オクラ   10本
カレー粉   大さじ1程度
  小さじ3/4程度
胡椒   少々
レモン汁   小さじ2
重曹   小さじ1/8
米粉すいとん
米粉   60g
  60cc
  ひとつまみ
  玉葱はみじん切りにし、オリーブオイルでしんなりするまで炒める。
  に鶏ももひき肉とざく切りにしたトマトを加えて炒めあわせたら、ヘタを取り、7mm幅に切ったオクラと水を加える。
  カレー粉、塩、胡椒とレモン汁、重曹を加える。
  米粉すいとんの材料をあわせ、スプーンでに落し入れて火が通るまで弱火で煮る。
 
つくってみました


盛り付けがいまひとつっ
(具が少なすぎた〜)

すいとんって美味しいですよね〜!そういえば、ずいぶんご無沙汰。
それにしても、アフリカ風ってどんな味??わくわくしながら調理スタートです。

レシピをいただいたとき、真っ先に思ったのが「重曹って、掃除用のじゃだめ?」 。サカイさんにおたずねしたところ、当然「掃除用はNGです」とのお返事が。。調べてみたところ、どうやら、同じ重曹でも食用はきちんと製造許可をうけ、管理の下に作られているのだとか。掃除用の重曹には洗剤の成分が含まれているものもあるみたいなので、料理用と明記された重曹を使いましょう!

さて。
玉ねぎ、トマト、オクラをザクザク切ったら、あとは炒めて、煮て、味付けて。レモン汁は愛用のポッカレモン100。重曹を入れてみたら、ぷわ〜っと泡が立ったー!どうして重曹を入れるのか、またまたサカイさんにおたずねしてみたら、「酸味が中和されてまろやかな味になる」そうです。なるほどー。

米粉のすいとん生地は、期待どおりスルスルと混ざってなめらかな感じ。これをアフリカ風スープに投入して、ちょこっと煮れば、美味しいすいとんのできあがり♪

早速味をみてみたところ、、、結構辛い!そして、ほどよい酸味があって、深みのある味わい。うーん。アフリカン!(もちろんアフリカには行ったことありませんが…)
辛口だったので、子どもたちは食べられませんでしたが、夫は「辛くて美味しい!」とモリモリ食べてました。米粉のすいとん、小麦粉のものよりモチっとしてるし、ツルんとした感触もあって、気に入りました!

***

このレポートも、今回が最終回です。お米をいろいろな形でお料理してきましたが、本当にどれも美味しかったです。
1番を選べと言われたら超迷いつつ、「ラープ」を選ぶかな。"ラオス風の米入りサラダ”ってどんな味なんだろう?ってどきどきしながら作ったのがとっても印象的です。サラダといいつつ、ご飯のおかずにもピッタリで、暑い夏にうってつけでした。

お米といえば、米飯ばかりだった我が家の食卓事情がすっかり変わったこの1年7ヶ月。すっかり米粉派になりました。

お米万歳!!  [Queenスタッフ・K]

 
recipe by 食の探偵団
優佳子さんからのメッセージ〜お米をもっと食卓に!
 
   2008年は、海外の政治や経済、産業、天候などの要因によって、私たちの食卓が大きく影響を受けることを、いやでも実感させられた年といえます。食料自給率が40%しかないということは、6割を海外からの輸入に頼っていることを意味します。今日は普通に食べられたものが、明日にはもしかしたら手に入らなくなるかもしれません。

 世界の人口が増え、中国などの食生活が大きく変わり、台風や干ばつなどの異常気象も多く観測される状況においては、お金さえ払えば食べものはいつでも手に入るという考えは通用しなくなっています。

 米は減反がすすんでいるとはいえ、今も100%に近い自給率を誇っています。昭和30年代に食べていたお米の量の半分しか、今の私たちはお米を食べていません。食生活は大きく変わってきてしまったので、3食しっかりご飯を食べよう、今の倍は食べようといっても限界があるのも確かです。

 それなら、今まで知らなかった米粉の活用法をあみだしたり、米で作った麺やパンを食べたり、粒食のバリエーションを広げたりということで、もっとお米を楽しくおいしく食べていけたら、と思うのです。

 小麦や大豆、トウモロコシなどの値段が大きく上がっていたとき、実は米の価格も世界的にみると高騰していました。それでも日本で米価がとくにあがった印象がないのは、国内で米を自給できるために、海外の値上がった米を買う必要がなかったからです。
 
 田んぼは一度耕作をやめると、また米を作れるようになるまでに数年かかると言われます。農家の高齢化も懸念されています。米づくりの智恵や技術、田んぼという財産、米を食べるという文化を、私たちがしっかり継承していくことが、これからも安定して食べていくためには大切です。

 これから、米や米製品をおいしく食べるヒントをレシピとともにお送りします。是非、皆さんの日々の食卓に役立ててくださいね。
 
2009年1月 サカイ優佳子
バックナンバーはこちら
TOP PAGE