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豆苗とホタテの炒め
豆苗とホタテの炒め
賢脳の秘密 〜Balance of mind and body〜
「Let’s食養生 食味編5」

中国医学の陰陽五行論をもとにした食養生では、食べものを「寒・涼・平・温・熱」の五つの性質(五性)と、「酸・苦・甘・辛・鹹」の五つ(五味)に分類するとお話しました。今回は、食味編の最後となる「鹹(カン)」です。

ホタテの五性は「平」で、五味は「鹹」です。海に住む海草や貝類の多くは、この「鹹」に属します。食養生での「鹹」とは、塩味のことをさしています。「鹹」には、水分や血液を補う作用があり、からだを潤し、沈静や排泄を促します。たとえば、硬いしこりを柔らかくし、リンパ節の腫れや痛みを緩和したり、宿便を柔らかくして排泄し、便秘を解消したりすると考えられています。また、めまいやのぼせの改善に役立つとも考えられています。

これまで、五性や五味という食養生の基礎をお話してきました。この食養生の基礎を支える大切なことの1つに、皮はむかない、種や根は捨てない「一物全(総)体」という考え方があります。命ある食べものには余すところなどなく、まるごと食べるからこそからだが養える、ということです。どんな食べものにも、それぞれ特長や効能があるのです。このことを忘れてしまっては、どれほど食養生の理論や方法を学んでも、私たちのこころとからだは養われないと思います。

レシピ提供:サカイ優佳子
賢脳の秘密:土澤明子
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