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  【食の探偵団より】
米粉を使って、油で揚げるお菓子などを作る時、破裂して油が飛び散る危険性があるとわかりました。揚げ物の時には、生地には砂糖とベーキングパウダーの両方を入れるようにしてください。


レシピ
日本のお米をフル活用!サカイ優佳子さんの 米米cooking[コメコメ クッキング]
今月のお米食材→ 上新粉
 

おしゃれなカフェメニュー風
6月| ミント風味の米粉パンケーキ
ミント風味の米粉パンケーキ
 

朝食の定番パンケーキも米粉でしっとりおいしく焼くことができます。作るプロセスは小麦粉のパンケーキと変わらず、米粉だから、もちろんダマになりません。

朝食はパン党、という家庭でもこんなパンケーキなら抵抗なく「米」の朝食に切り替えることができるのでは?

 
 
パンケーキは子どものおやつとしても人気。じゃがいもに限らず野菜を焼き込んだパンケーキを作ったら野菜嫌いの克服にも一役かいそう。

メープルシロップやジャムを添えておやつに。 ハムやチーズとともに朝食や軽食に。
米粉で、カンタンにカフェ風の一皿が完成です。
 
 
 
<直径15cm程度2枚分>
米粉(上新粉)   100g
ベーキングパウダー   小さじ1
じゃがいも
(すりおろす)
  40g
(小1個分程度)
牛乳   80cc
  1個
砂糖   小さじ1
  ひとつまみ
  大さじ1/2
ミント(みじん切り)   小さじ1程度
焼くためのバターと油   適量
 
  米粉とベーキングパウダーを混ぜる。
  じゃがいも、牛乳、卵、砂糖、塩、油を加え、混ぜる。
  とミントを加え、よく混ぜたら、フライパンにバターと油をしいて1/2量を入れ、弱火で焼く。
  プツプツと穴があいてきたら、ひっくり返し、焼き上げる。
5   残りの生地も同様に焼く。
 
  米粉製品、いよいよ家庭に入り込んでくる予感  
5月25日から29日まで、農水省にある「消費者の部屋」において、米粉製品の展示が行われました。5日間で1500名を超える来場者数は、ここしばらくない盛況だったとのこと。米粉への関心の高さがうかがわれます。  農水省が補助金を出すなど、米粉の普及に力を入れていることもあり、ここしばらくで米粉製品もだいぶ多く出回ってきました。パンやお菓子はもちろんですが、麺類、カレールー、グラタンセット、お好み焼きの素、唐揚げ粉など家庭の台所で使われるような商品群もどんどん出てきているのが印象的でした。
 
つくってみました
ミント風味の米粉パンケーキ
1パック198円ナリ

ミント風味の米粉パンケーキ
奥のパンケーキは
子ども用に、ミントは入れず
まずはミントの調達!1件目の大手スーパーでは小瓶に入った乾燥ミントしか見つからず、2件目の小さなスーパーで、パック入りを発見。人生初のミント購入。
さて、調理。狭〜い台所にただようミントの香りから、ガムと歯磨き粉を連想しつつ、我ながら手際よく作れました。3歳5歳の子どもたち、きっとミントは苦手だろうなぁと思い、半分はミントをいれず、プレーンなパンケーキに。
結果、やっぱりチビッコにミントは不評。野菜嫌いの5歳児にいたっては、緑の葉っぱが混じっているだけでNG。三十路の母(私)も、あまりミント好きではないのですが、ケーキシロップとミントが意外と相性がよくて、ビックリ。子どもたちに、「いつものホットケーキと違うのわかる?」と聞いたけど、「わかんない」とのツレナイ返事。このモチっと感はお子チャマにはわかんないのね。
さぁて、あまったミント、何に使おうかな。
[Queenスタッフ・K] 
 
recipe by 食の探偵団
優佳子さんからのメッセージ〜お米をもっと食卓に!
 
   2008年は、海外の政治や経済、産業、天候などの要因によって、私たちの食卓が大きく影響を受けることを、いやでも実感させられた年といえます。食料自給率が40%しかないということは、6割を海外からの輸入に頼っていることを意味します。今日は普通に食べられたものが、明日にはもしかしたら手に入らなくなるかもしれません。

 世界の人口が増え、中国などの食生活が大きく変わり、台風や干ばつなどの異常気象も多く観測される状況においては、お金さえ払えば食べものはいつでも手に入るという考えは通用しなくなっています。

 米は減反がすすんでいるとはいえ、今も100%に近い自給率を誇っています。昭和30年代に食べていたお米の量の半分しか、今の私たちはお米を食べていません。食生活は大きく変わってきてしまったので、3食しっかりご飯を食べよう、今の倍は食べようといっても限界があるのも確かです。

 それなら、今まで知らなかった米粉の活用法をあみだしたり、米で作った麺やパンを食べたり、粒食のバリエーションを広げたりということで、もっとお米を楽しくおいしく食べていけたら、と思うのです。

 小麦や大豆、トウモロコシなどの値段が大きく上がっていたとき、実は米の価格も世界的にみると高騰していました。それでも日本で米価がとくにあがった印象がないのは、国内で米を自給できるために、海外の値上がった米を買う必要がなかったからです。
 
 田んぼは一度耕作をやめると、また米を作れるようになるまでに数年かかると言われます。農家の高齢化も懸念されています。米づくりの智恵や技術、田んぼという財産、米を食べるという文化を、私たちがしっかり継承していくことが、これからも安定して食べていくためには大切です。

 これから1年間、米や米製品をおいしく食べるヒントを、レシピとともにお送りします。是非、皆さんの日々の食卓に役立ててくださいね。
 
2009年1月 サカイ優佳子
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