JQueen Home_edu
TOP PAGE
レシピ
コラム
レポート
食育BOOK
おいしいBlog
メールマガジン
プロフィール
リンク
リンク集へ
アレルギー対応食品販売店を
リンク集に追加しました
レシピ
日本のお米をフル活用!サカイ優佳子さんの 米米cooking[コメコメ クッキング]
今月のお米食材→ 上新粉
 

暑い夏にピッタリ♪
7月| ラープ(ラオス風の米入りサラダ)
ミント風味の米粉パンケーキ
 

ラープは、ラオスや、国境を接しているタイの東北部の人たちの日常料理。 生の米を使っていますが、炒ることで、料理に食感や香ばしさを加えることができます。炒った米を半ずりにすることで、二種類の食感が楽しめます。残った粒のカリッとした感じは、お茶漬けにあられを入れる感覚に近いかも。細かい粉状になった部分が水分をすってしっとりしたおいしさ。日本ではあまりしないお米の使い方です。

 
 
ミントと香菜の組み合わせが基本ですが、大葉、三つ葉、茗荷などの日本のハーブや、クレソン、バジル、パセリなどの洋風ハーブなどいろいろ組み合わせて自分の味を作ってみるのも楽しいですね。

ラオスでは、これをおかずに蒸したもち米を食べます。ご飯のおかずとしてあわせてみてください。ビールのつまみにもマル。
 
 
 
<2〜3人前>
  1/2カップ
ひき肉(豚か鶏)   120g
紫玉葱
(みじん切り)
  1/2個分
万能ネギ
(小口切り)
  1/2カップ
香菜
(みじん切り)
  1/2カップ
ミント
(みじん切り)
  大さじ2
ライム汁
(レモン汁も可)
  大さじ2
ナムプラー
(フィッシュソース)
  大さじ2
青唐辛子   2〜3本
(好みで増減)
※香菜、ミントは好みで他の香草に変えてもOK
 
  米は洗わずに、フライパンで茶色くなるまでから炒りする。
  をすり鉢でつぶすようにしながら、半ずりにする。
  ひき肉はフライパンに入れ(油は不要)、水大さじ1を加えて混ぜながら火を通す。
  にライム汁、ナムプラーを加え、混ぜる。
  、紫玉葱、万能ネギ、香菜、ミント、青唐辛子の小口切りをあわせ、器に盛りつける。

油をしかずにこのくらいの色に
なるまで炒るのがポイント
 
つくってみました

我が家の台所に初見参!
セレブ玉ねぎ。


ラープ!ンマいです。


ラープ飯!さらにンマいです。

私に数々の初体験をもたらしてくれるサカイ先生のレシピ。今回のお初は「紫玉ねぎ」と「ナムプラー」。紫玉ねぎはどこまでが皮なのか分からず、ちょっと多めに剥いてみる。モッタイナイお化けがでそうな1玉198円。
香菜は、お味が苦手ってこともあり、手に入らなかったこともあり、今回は日本のハーブ「茗荷」「大葉」で作ることに。
それにしても、一体どんな味なんだろう…。ラオスの場所さえアヤシイ私。ちょっと、いやかなり不安。

さて、調理。米をいる。これも初体験。サリサリいい音と香ばしい香り。調子に乗ってちょっといり過ぎたかも。。。そういえばウチ、すり鉢がないや!そうだ!アレだ!離乳食用のすり鉢で代用するも、イマイチうまくすれない。ほぼ米粒のまま。。。ま、いっか。
あとはお肉に水を加え火を通して、いろいろ混ぜたら出来上がり!あら簡単!ナムプラーの香りがタイ料理屋さんみたい。
ちょっとドキドキしながら食べてみたら…美味しい!!! さっぱりしてるけど、食べ応えがある感じ。うわ〜これ、ご飯がすすむ。二日酔いのダンナも「これ好きだ」ともりもり食べる。簡単にして美味。そしてワールドワイド。ユカコレシピ、おそるべし。
[Queenスタッフ・K] 

 
recipe by 食の探偵団
優佳子さんからのメッセージ〜お米をもっと食卓に!
 
   2008年は、海外の政治や経済、産業、天候などの要因によって、私たちの食卓が大きく影響を受けることを、いやでも実感させられた年といえます。食料自給率が40%しかないということは、6割を海外からの輸入に頼っていることを意味します。今日は普通に食べられたものが、明日にはもしかしたら手に入らなくなるかもしれません。

 世界の人口が増え、中国などの食生活が大きく変わり、台風や干ばつなどの異常気象も多く観測される状況においては、お金さえ払えば食べものはいつでも手に入るという考えは通用しなくなっています。

 米は減反がすすんでいるとはいえ、今も100%に近い自給率を誇っています。昭和30年代に食べていたお米の量の半分しか、今の私たちはお米を食べていません。食生活は大きく変わってきてしまったので、3食しっかりご飯を食べよう、今の倍は食べようといっても限界があるのも確かです。

 それなら、今まで知らなかった米粉の活用法をあみだしたり、米で作った麺やパンを食べたり、粒食のバリエーションを広げたりということで、もっとお米を楽しくおいしく食べていけたら、と思うのです。

 小麦や大豆、トウモロコシなどの値段が大きく上がっていたとき、実は米の価格も世界的にみると高騰していました。それでも日本で米価がとくにあがった印象がないのは、国内で米を自給できるために、海外の値上がった米を買う必要がなかったからです。
 
 田んぼは一度耕作をやめると、また米を作れるようになるまでに数年かかると言われます。農家の高齢化も懸念されています。米づくりの智恵や技術、田んぼという財産、米を食べるという文化を、私たちがしっかり継承していくことが、これからも安定して食べていくためには大切です。

 これから1年間、米や米製品をおいしく食べるヒントを、レシピとともにお送りします。是非、皆さんの日々の食卓に役立ててくださいね。
 
2009年1月 サカイ優佳子
バックナンバーはこちら
TOP PAGE