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日本のお米をフル活用!サカイ優佳子さんの 米米cooking[コメコメ クッキング]
今月のお米食材→ 白米上新粉
 

栄養しっかりおやつ
8月| 米と米粉のドーナッツ
米と米粉のドーナッツ
 

今回ご紹介するのは、残りご飯と米粉を使ってすぐに作れるおやつ。干しぶどうと松の実を入れましたが、他のドライフルーツやナッツ、ゴマ、リンゴ、チーズなどいろいろ中身を変えてバリエーションも楽しんでください。
残りご飯の定番と言えば、雑炊、炒飯、焼きおにぎり。甘いおやつにも変身するなんて、ちょっと新しい発見!子どもがいるご家庭にはとくにお奨めです。

 
 
 
 
 
 
<10〜15個程度>
残りご飯   300g
  2個
砂糖   40g
米粉   60g
干しぶどう   80g
松の実   30g
レモンの皮のすりおろし   1個分
シナモン   少々
揚げ油   適量
粉砂糖(お好みで)   適量
 
 
  材料をボウルにあわせてよく混ぜたら、一口大の大きさに丸め、180度の油で揚げる。
  好みで粉砂糖をふる。
 
つくってみました

外はカリッと、中はふんわり


どれみふぁドーナッツ♪

土曜の朝食は、週に1度のお楽しみメニュー・ホットケーキ!が、我が家のルール。でも今週の土曜はいつもと違うのだよ、ちびっこ諸君。
…というわけで、ワクワクしながら調理開始。今回は、わざわざお買い物に行かなくてもアリモノで作れるし。子どもたちも興味津々。

卵を割るのはお兄ちゃん、“まぜまぜ”は兄妹で順番こ。米粉だからダマにならずスルスルと混ざっていくので、小さい妹でもなかなかの出来栄え。レーズン&松の実の代りに、スライスチーズをちぎって入れて、ゴマも振り振り。あ〜っという間に生地の完成!最後の“揚げ”は母担当。

「なんか石みたい」(←見た目が)、息子の第一声はなかなか正直。「かた〜い」娘のひとくち目の感想にも納得。確かに外側は、ご飯がカリっとして小さい子には堅いかな?このカリカリが美味しいんだけど…。そんな心配をよそに、娘はぱくぱく。
いつも“ホットケーキにはちみつ”がお気に入りの子どもたちのリクエストで、お米ドーナッツにもハチミツをトッピング。2人ともよく噛んで、大満足の土曜の朝でした。
ホットケーキもいいけど、カリカリふんわりのお米ドーナッツも美味しいね。

[Queenスタッフ・K] 

 
recipe by 食の探偵団
優佳子さんからのメッセージ〜お米をもっと食卓に!
 
   2008年は、海外の政治や経済、産業、天候などの要因によって、私たちの食卓が大きく影響を受けることを、いやでも実感させられた年といえます。食料自給率が40%しかないということは、6割を海外からの輸入に頼っていることを意味します。今日は普通に食べられたものが、明日にはもしかしたら手に入らなくなるかもしれません。

 世界の人口が増え、中国などの食生活が大きく変わり、台風や干ばつなどの異常気象も多く観測される状況においては、お金さえ払えば食べものはいつでも手に入るという考えは通用しなくなっています。

 米は減反がすすんでいるとはいえ、今も100%に近い自給率を誇っています。昭和30年代に食べていたお米の量の半分しか、今の私たちはお米を食べていません。食生活は大きく変わってきてしまったので、3食しっかりご飯を食べよう、今の倍は食べようといっても限界があるのも確かです。

 それなら、今まで知らなかった米粉の活用法をあみだしたり、米で作った麺やパンを食べたり、粒食のバリエーションを広げたりということで、もっとお米を楽しくおいしく食べていけたら、と思うのです。

 小麦や大豆、トウモロコシなどの値段が大きく上がっていたとき、実は米の価格も世界的にみると高騰していました。それでも日本で米価がとくにあがった印象がないのは、国内で米を自給できるために、海外の値上がった米を買う必要がなかったからです。
 
 田んぼは一度耕作をやめると、また米を作れるようになるまでに数年かかると言われます。農家の高齢化も懸念されています。米づくりの智恵や技術、田んぼという財産、米を食べるという文化を、私たちがしっかり継承していくことが、これからも安定して食べていくためには大切です。

 これから1年間、米や米製品をおいしく食べるヒントを、レシピとともにお送りします。是非、皆さんの日々の食卓に役立ててくださいね。
 
2009年1月 サカイ優佳子
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