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日本のお米をフル活用!サカイ優佳子さんの 米米cooking[コメコメ クッキング]
   
 

ご飯の友
10月| いろいろ野菜の常備菜
いろいろ野菜の常備菜
 

新米の季節。ということで、今回は米や米粉を使った料理ではなく、ご飯がすすむ常備菜をご紹介します。
漬け物を使って味に深みをだす料理です。
野菜類は冷蔵庫の残り物をなんでも。材料の分量は目安です。リンゴを加えるなども実はおいしい。歯ざわりがいろいろの方がおいしいので、セロリやたけのこ、くわいやレンコン、松の実などの何かを加えるのがおすすめ。食べるときに白ゴマをふる、万能ネギのみじん切りを加えるなどもお好みで。
冷蔵庫に入れておけば4〜5日はもちます。お試しください。

 
 
 
 
 
 
 
漬け物
(野沢菜、たくあん、軽く塩ぬきしたザーサイなど)
  40g
豚ひき肉   200g
赤ピーマン
黄ピーマン
  各30g
セロリ   20g
水煮たけのこ   50g
ゴマ油、油   各適量
  大さじ1
醤油  

大さじ2程度

好みで辣油、豆板醤など   適量
 
 
  材料はすべて細かく刻む。
  フライパンにゴマ油と油をひき、漬け物を入れてざっと炒めたら、豚ひき肉を加え、酒を入れる。
  野菜類を加えて水分をとばすように炒めたら醤油を鍋肌からまわしかける。
  好みで辣油や豆板醤などを最後に加えてひと炒めしたらできあがり。
 
つくってみました

かなりの粗みじん…


ドンブリ1杯ペロりといける

これまたご飯が進みそうなレシピ♪
なじみのある材料が並んでいるのでちょっとホッとしたりして。。

ユカコさんレシピによれば、材料をいろいろアレンジしてよいみたいなので、私好みの一品にしちゃお〜っと。

漬物は、スーパーでお安くなっていた秋ぬかで漬けたたくあんと、甘いらっきょう。赤・黄・オレンジ色がセットになっていたカラーピーマンとセロリもget。水煮たけのこの代わりに、大好きなレンコンを入れてみようっと。ひき肉は100g98円のにしよう。…合い挽きだけど、、、ま、いっか。

調理はとーっても簡単。ひたすら材料を刻んで、レシピの順番どおり、ざくざく炒めるだけ!調味料の種類が少ないので味付けもラクラク。
アツアツのうちに、ご飯にのっけていただきま〜す♪

お味はもちろん期待どおり。レンコンやセロリの歯応え、漬物・野菜・お肉の旨みが秋の食欲をガッツり刺激。出来立てはもちろん、冷めても美味しそう。
次回作るときは絶対ザーサイとリンゴを入れるぞ〜!

[Queenスタッフ・K] 

 
recipe by 食の探偵団
優佳子さんからのメッセージ〜お米をもっと食卓に!
 
   2008年は、海外の政治や経済、産業、天候などの要因によって、私たちの食卓が大きく影響を受けることを、いやでも実感させられた年といえます。食料自給率が40%しかないということは、6割を海外からの輸入に頼っていることを意味します。今日は普通に食べられたものが、明日にはもしかしたら手に入らなくなるかもしれません。

 世界の人口が増え、中国などの食生活が大きく変わり、台風や干ばつなどの異常気象も多く観測される状況においては、お金さえ払えば食べものはいつでも手に入るという考えは通用しなくなっています。

 米は減反がすすんでいるとはいえ、今も100%に近い自給率を誇っています。昭和30年代に食べていたお米の量の半分しか、今の私たちはお米を食べていません。食生活は大きく変わってきてしまったので、3食しっかりご飯を食べよう、今の倍は食べようといっても限界があるのも確かです。

 それなら、今まで知らなかった米粉の活用法をあみだしたり、米で作った麺やパンを食べたり、粒食のバリエーションを広げたりということで、もっとお米を楽しくおいしく食べていけたら、と思うのです。

 小麦や大豆、トウモロコシなどの値段が大きく上がっていたとき、実は米の価格も世界的にみると高騰していました。それでも日本で米価がとくにあがった印象がないのは、国内で米を自給できるために、海外の値上がった米を買う必要がなかったからです。
 
 田んぼは一度耕作をやめると、また米を作れるようになるまでに数年かかると言われます。農家の高齢化も懸念されています。米づくりの智恵や技術、田んぼという財産、米を食べるという文化を、私たちがしっかり継承していくことが、これからも安定して食べていくためには大切です。

 これから1年間、米や米製品をおいしく食べるヒントを、レシピとともにお送りします。是非、皆さんの日々の食卓に役立ててくださいね。
 
2009年1月 サカイ優佳子
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