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レシピ
日本のお米をフル活用!サカイ優佳子さんの 米米cooking[コメコメ クッキング]
今月のお米食材→ 上新粉
 
おひなまつりも米粉で!
2月| 米粉ボール
米粉ボール
 

ひなまつりの色といえば、桃色、白、緑。米粉ボールに野菜を混ぜてひなまつりらしい色合いを作り出してみました。
米粉と豆腐の基本の分量に、好みの野菜を加え混ぜたら茹でるだけ。米粉によって、また豆腐の水切り具合によって、生地の柔らかさが多少違ってきますが、お気楽に。白玉だんごを作る要領で、まとまりやすいように、米粉や水を少々加えることで調整してください。

 
 
ひなまつりパーティーのイメージで、チーズフォンデュ風のテーブルにしましたが、はじめからソースで和えてしまっても美味。クリームソースや、トマトソースなど、ニョッキのイメージで食べてもおいしいです。
是非試してみてください。
 
 
 
<基本の米粉ボール>
木綿豆腐   350g
米粉   70g
  少々
  ≪バリエーションいろいろ≫
 
▼緑
木綿豆腐   100g
米粉   25g
  ひとつまみ
ゆでた空豆(正味)   80g
 
  基本の米粉ボールに、ゆでてフォークなどでつぶした空豆を混ぜて、一口大のボールに丸め、ゆでる。
 
▼赤
木綿豆腐   100g
米粉   25g
  ひとつまみ
ビーツのすりおろしのしぼり汁   大さじ1
 
  基本の米粉ボールに、ビーツのすりおろし汁を加えて混ぜ、一口大のボールに丸め、ゆでる。
 
<基本の米粉ボール>
  木綿豆腐はよく水切りをする
  と米粉と塩をあわせ、一口大のボールに丸める。
  沸騰した湯で浮き上がるまで茹でる。
◆その他のアイディア
・赤パプリカを焼いてからピュレにしてまぜればオレンジ
・ふかしたカボチャをくわえれば黄色
・ふかしたさつまいもを加えれば薄い黄色
・ゆでたほうれん草を加えれば緑
・ゆでた枝豆をくわえれば緑
…などなど。
どんな色をどんな野菜で出せるか、子どもと一緒に考えて丸めるのも楽しい!
<食べ方いろいろ>
○チーズソースで
シュレッドチーズ100g、牛乳 50ccを鍋に入れて火にかけ、とけたら、米粉ボールをつけて食べる。(大人は白ワイン、キルシュワッサー、ナツメグなどを加えても。ゴルゴンゾーラやカマンベール、ラクレットなどでも美味)

○すまし汁に
すまし汁に、小さめにつくった米粉ボールを一緒に入れて。

 
つくってみました


モモの節句にモモの皿


むむ。。。

このまえお正月を迎えたばかり…なんて思ってたら、もうお雛様ですね!
今回のレシピ、見るからにかわいらしくて、桃の節句にぴったり〜♪

材料は、ウチにあるものでほぼ大丈夫!木綿豆腐だけは買ってきたけど。(いつもは絹派なので)早速豆腐の水切り。とりあえずボウルに入れて、2時間ほどそのままに。でも、思ったより水が切れてない感じ…。キッチンペーパーで軽く押さえてさらに水分をとってみました。あとは、米粉と塩を混ぜて、小さく丸めて茹でるだけ。かんた〜ん♪丸めるのがだんだん面倒になってきたので、子どもたちに出動要請。粘土よろしく喜んでコネコネしてくれました。もちろん修正が必要でしたケド。あとは沸騰したお湯にポトポト落として茹でれば完成!
かぼちゃを混ぜて黄色、ホウレン草のみじん切りを混ぜて緑色、人参を混ぜてオレンジ色…のつもりが、左の写真をご覧ください。。サカイ先生のレシピ写真とは雲泥の差…?でも味はバッチリでした。(説得力ナシ)
我が家では、めんつゆにお野菜を加えてすいとん風、きな粉+砂糖をまぶしたお団子風でいただきました。どちらも美味しかったです。末っ子の離乳食にも作ってみようっと♪
[Queenスタッフ・K]

食の探偵団・サカイ先生&田平先生からのアドバイス
米粉ボールは、固めの木綿豆腐が一番作りやすいです。ぐちゃぐちゃにつぶしてまぜてしまうものなので、きれいに水切りしようなんて思わずに、キッチンペーパーやふきんなどに包んでぎゅーっとしぼるようにして水をきります。 この方法なら、作るときにすればいいので、数時間前から水切りをして準備…なんて考えなくて大丈夫ですよ。

ほうれんそうをつかうときは、おひたしの時のようにしゃきっとゆでるのではなく、少しクタクタになるまでゆでて包丁で叩いてピュレ状にして入れるとより色がきれいにでるように思います。試してみてくださいね。
 
recipe by 食の探偵団
優佳子さんからのメッセージ〜お米をもっと食卓に!
 
   2008年は、海外の政治や経済、産業、天候などの要因によって、私たちの食卓が大きく影響を受けることを、いやでも実感させられた年といえます。食料自給率が40%しかないということは、6割を海外からの輸入に頼っていることを意味します。今日は普通に食べられたものが、明日にはもしかしたら手に入らなくなるかもしれません。

 世界の人口が増え、中国などの食生活が大きく変わり、台風や干ばつなどの異常気象も多く観測される状況においては、お金さえ払えば食べものはいつでも手に入るという考えは通用しなくなっています。

 米は減反がすすんでいるとはいえ、今も100%に近い自給率を誇っています。昭和30年代に食べていたお米の量の半分しか、今の私たちはお米を食べていません。食生活は大きく変わってきてしまったので、3食しっかりご飯を食べよう、今の倍は食べようといっても限界があるのも確かです。

 それなら、今まで知らなかった米粉の活用法をあみだしたり、米で作った麺やパンを食べたり、粒食のバリエーションを広げたりということで、もっとお米を楽しくおいしく食べていけたら、と思うのです。

 小麦や大豆、トウモロコシなどの値段が大きく上がっていたとき、実は米の価格も世界的にみると高騰していました。それでも日本で米価がとくにあがった印象がないのは、国内で米を自給できるために、海外の値上がった米を買う必要がなかったからです。
 
 田んぼは一度耕作をやめると、また米を作れるようになるまでに数年かかると言われます。農家の高齢化も懸念されています。米づくりの智恵や技術、田んぼという財産、米を食べるという文化を、私たちがしっかり継承していくことが、これからも安定して食べていくためには大切です。

 これから、米や米製品をおいしく食べるヒントをレシピとともにお送りします。是非、皆さんの日々の食卓に役立ててくださいね。
 
2009年1月 サカイ優佳子
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