Queen Home_edu
TOP PAGE
レシピ
コラム
レポート
食育BOOK
おいしいBlog
メールマガジン
プロフィール
リンク
レシピ
黒の力で“腎”を補う!黒いレシピ | 日本でも昔から“黒い食べ物”は髪の毛を黒くするといわれてきましたが、薬膳や中医学でも、黒い食材は「腎」によいとされています。「腎」とは中医学の五臓の一つで、生命力を司り、人の成長や生殖との関連が深いのです。アンチエイジングに、美容に、黒い食材は欠かせません。毎日の生活に、ミネラルや食物繊維が豊富な黒い食材、黒いレシピを取り入れてみてください。
わかめたっぷりスープ
わかめたっぷりスープ

黒いレシピの、第11回は、わかめ(海草)です。

「黒い物を食べると髪の毛がつやつやになる」という言い伝えがあるのは皆さんご存じだと思います。私も母に海草をを沢山食べるように言われて育ちました。韓国では産後の女性は毎日のようにわかめスープを飲む習慣があります。中国では黒い食べ物は五臓の「腎」のはたらきを高める食材と考えられており、黒い烏骨鶏(うこっけい)という鶏を使ったスープも飲まれる程です。海草ももちろんこの黒食材の一つですが、日本や韓国ほど多くは食べられてはいません。

わかめや昆布、のりなど海草類はは中医学でむくみを消し、痰や、体内にできた老廃物を除去し、また、身体にこもった余分な熱を冷ますとされます。
昆布は主に痰や老廃物、腫れなどをとる働きが強く、海苔やわかめは利尿してむくみを消すはたらきが強いです。栄養学的に見ると一般に海草類はミネラルと食物繊維が豊富ですが、特にヨードは海草からしか取れない成分で昆布に最も多く含まれます。
わかめは、ぬめり成分のフコイダン(多糖類の一種)やアルギン酸に食物繊維が含まれ、利尿し高血圧の予防が期待できます。また、ヨードは新陳代謝を高め抵抗力を養う成分です。
但し、甲状腺の働きが過剰になる病気の方は食べ過ぎに注意しましょう。

材料
<2人分>    
わかめ(塩蔵) 25g
牛肉

60g

白だし 小さじ2


小さじ1
白ごま 適宜
黒胡椒 少々
生姜(細い千切り) 小さじ1/2
ごま油 少々
作り方

塩漬けわかめを良く洗い、水につけて戻してから食べやすい大きさに切る。
牛肉は千切りに、生姜も細かい千切りにする。

沸騰したお湯に牛肉を入れ、アクを取りながら煮る。アクがなくなったらわかめを加え、少し柔らかくなったら火を止め、白だしと塩、胡椒で調味し、ごま油を少々たらす。
器に盛りつけ胡麻を飾る。

●ワンポイント●

今回使用したもう一つの黒い食材、黒胡椒は食欲を増進し、おなかを温め、気の巡りをよくして消化をを助けます。冷え性の人にはおすすめの食材ですが、刺激が強いのでお年寄りや小さいお子さんには控えて。
わかめたっぷりスープ
新井 友加里
今回の黒食材
・黒胡椒
・わかめ
  黒米 黒豆
TOP PAGE