EPAやDHAは、血液の流れを悪くする悪玉のコレステロールや中性脂肪を減らすはたらきがあるため、動脈硬化を予防するといわれています。また、アレルギー反応を抑制する作用もあるとされています。嬉しいことに、EPAやDHAは、缶詰にしたからといってなくなるわけではありません。簡単に食べられ、しかも大事な栄養素がとれるとなると、忙しい朝ごはんの時にとても重宝します。しかし、マグロって水銀が多いって言ってなかった?妊婦さんは大丈夫?と心配されている方もおられることでしょう。
妊婦の方々に対し「魚介類の摂食と水銀に関する注意事項の見直し」が、去年の11月に厚生労働省から発表されました。その内容には、注意するべき魚介類の種類とその摂取量の目安が示されています。メカジキやクロマグロは、1週間に80g程度を目安にするよう書かれていますが、ツナ缶は通常の摂食で差し支えないとなっています。ですから、加工されても変わらないEPAやDHAを含むツナ缶を、上手に利用するといいですね。