「うちの子、牛乳嫌いで飲まないんです。カルシウムは大丈夫でしょうか。飲ませないとダメですよね…」。お母さんはとても深刻そうで、その不安はこちらに伝わってきます。
牛乳はそもそも牛の赤ちゃんを育てるもの。熱や力のもとになる糖質、血や肉になるタンパク質、からだの調子をととのえるビタミンやミネラルが、ママのオッパイみたいにたっぷり。でも、この栄養たっぷりの牛乳が嫌いな子どももいるのです。
しかし心配ご無用。牛乳が飲めないなら、飲めるその日まで待ってみようじゃありませんか! それまで牛乳に含まれる栄養素は他の食品からとればOK。カルシウム不足のお悩みは、まず牛乳の仲間のチーズやヨーグルトで解消。発酵食品の良さも得られて一石二鳥。頭から食べられる小魚や小松菜などの野菜からだって、たくさんのカルシウムがとれるんです。
栄養満点で完全な食品なんてないけれど、牛乳を飲めればそれにこしたことはないもの。牛乳嫌いに悩むお母さん、お子さんと一緒に牛乳を使った料理でも作りながら、あわてず見守っていきましょう。