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TOP > レシピ > 野菜 > 長ねぎのマリネ レシピ・賢脳の秘密
長ねぎのマリネ
賢脳の秘密 〜Balance of mind and body〜
「洋の東西問わぬ知恵」

今から1700年ほど前に中国から来たとされる長葱は、近代西洋医学や栄養学が成り立つ前から「葱白(そうはく)」と呼ばれ、東洋医学で使われてきました。最近は、「統合医療」と言って、心身に良いものは洋の東西を問わず、医療や予防、健康増進に取り入れようとする動きがあります。今回は、長葱に対する西洋医学的な考えと東洋医学的な考えの特徴を比べてみます。

西洋医学的に考える栄養学では、長葱に含まれるビタミンはもちろん、香り成分のアリシンにも注目します。このアリシンは、ご飯やパンなどの炭水化物をエネルギーに変える時に働くビタミンB1の吸収を高めます。また、肉や卵につく細菌のサルモネラ菌などが増えるのを抑える働きもあります。

一方、東洋医学的に考える食養生では、からだを温め発汗させたり、消化を助けたりすると考えられています。つまり、風邪の予防をし、冬を健康に過ごすための食材と言うわけです。また解毒の作用もあるとされ、吹き出物などに貼り付けることもあります。

栄養学は近代科学と一緒に発展してきました。だから、すでに近代科学で解明された栄養素とその働きについてしかわかりません。要するに、未だ食物のもつすべての栄養素が、近代科学や栄養学でわかっているわけではなく、食物には科学的にわかっていない未知の栄養素がたくさんあると言う事です。その未知なる部分を補う人類の知恵の1つとして、「すべての生き物は他の生き物の命をリレーして生きている」と捉える東洋医学的な考え方があると思います。

レシピ提供:サカイ優佳子
賢脳の秘密:土澤明子
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