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レシピ
日本のお米をフル活用!サカイ優佳子さんの 米米cooking[コメコメ クッキング]
今月のお米食材→ 米麺
 
暑い日にピッタリ
5月| 米麺のカレーつけ麺
米麺のカレーつけ麺
 

米米cookingに国産の米麺が初登場!

2009年3月に、ベトナム製の米麺フジッリの食べ方の紹介をしました。(レシピはコチラ)当時は、日本の米を使った米麺はまだ少なく、正直、あまりおいしいと思えるものに出会うことができませんでした。ところが、ここ半年ほどで、おいしい米麺が増えてきました。

 
 
ラーメンやスパゲッティのように長いタイプの麺の他、マカロニやフジッリ、ペンネなど、ショートパスタのような麺、発芽玄米を混ぜた麺、これはまだ私たちも食べたことがないのですが、牛乳と米粉で作った麺や、炊いたご飯と米粉を混ぜて作った麺などなど、さまざまなタイプが登場。中には、理想の麺のために米の品種改良までしてしまう会社もでてきました。
米麺は、パスタやうどんなどに比べて、一般的に茹で時間が短いのが特徴。米由来の真っ白さ、米ならではの味で、和洋中エスニック、さまざまな味を受けとめてくれます。私たちが食べた印象としては、ベトナムのフォーやクエイティアオ、中国のビーフンなどに比べて、日本の米を使った麺は、「米」という味の主張が、より強いように感じられます。

今回は、日本の米麺を使って、夏に食べたいカレー味のつけ麺を考えてみました。カレースープに八丁味噌が加わっているのがポイント。是非味わってみてくださいね。
ちなみに、今回使った麺は、新潟県上越市の(株)自然芋そばの「米の麺」(平麺)です。
残念ながら、米麺は、まだ一般のスーパーで普通に手に入るまでには広まっていませんが、ネットでは多くの種類が買えるようになってきています。機会があったら是非試してみてください。
 
 
 
(2人分)    
鶏もも肉  

1枚

にんにくのみじん切り   1かけ分
生姜のみじんぎり   小さじ2
クミン   小さじ1
  少々
玉葱   1/2個
カレー粉   大さじ2
八丁味噌   大さじ1.5
鶏ガラスープ
(鶏のゆで汁を使うとさらによい)
  2カップ
ガラムマサラ   大さじ1
塩、胡椒   各適量
きゅうり、トマト、貝割れなど   各適量
好みの米麺
(平麺タイプがおすすめ)
  2食分
  鶏もも肉は茹でておく(グツグツ沸騰させず、弱火で茹で、時間があれば、ゆで汁につけたまま冷ますことで、よりジューシーに仕上がる)。
  にんにく、生姜、クミンを油をしいた鍋で弱火で香りをたてるように炒めたら、みじん切りにした玉葱を加えてしんなりするまで炒める。
  にカレー粉を加えて、粉っぽさがなくなるまで炒めたら、八丁味噌、鶏ガラスープを加え、沸騰したら弱火で7〜8分煮る。
  ガラムマサラを加え、塩、胡椒で味を調える。
  器に、茹でた米麺と、の鶏肉を食べやすくスライスしたもの、きゅうり、トマトの薄切り、貝割れをのせ、つけ汁として、を添える。
  ゆで鶏が用意できないときは、豚小間肉をで、玉葱と同時に投入して炒めてつけ汁を作ってもおいしい。
  札幌風のスープカレーのように、茄子、かぼちゃ、などの揚げ野菜を添えてもおいしい。
 
 
つくってみました


合資会社!?


米麺が届いた♪


超!いい香り。


ずるずる〜

今回のレシピは食材調達がちょっと大変でした!まずは米の麺。近所のスーパー、ちょっと離れたスーパー、いろいろ探したけどやっぱりない。結局通販で買うことに。楽天で、一番お安く買えるとこを探したら、偶然にもサカイさんが使った麺と同じ(株)自然芋そばの麺がヒット!「越のかおり麺」という米100%の麺、4食分が送料込みで880円♪

越のかおり麺(スープ付) 4袋セット
 (レビュー書込みで送料無料、期間限定)

他に、ケンコーコムでも米麺売ってました。

お次は八丁味噌。最初に行ったスーパーには八丁味噌がない。次に行ったスーパーは結構いいお値段…(800円くらい)。さらにもう1件!今度はなかなか手軽なお値段で発見。うしし。と思って購入後、よーく見てみたら。八丁味噌の文字の上に「合資会社」って書いてある。しまった!「八丁味噌」を買ったつもりが、合資会社八丁味噌の「赤出し」を買っちゃった!…ま、ま、よしとしましょう。

サカイさんのレシピ、材料さえそろえば作るのは簡単なんですよね。朝から鶏モモを茹でてそのまま冷まして。カレーつけダレは刻みーの、炒めーの、煮込みーのでさっくり完成。その香りのすばらしいこと!子ども達、「今日カレーだ!」って大喜び、いやぬか喜びです。辛いよ、って言っても「食べたい!」。鶏の茹で汁で薄めたつけダレで供してみました。案の定、辛くて食べられないとのこと。でも麺は食べたいと言うので、普通のめんつゆでもりもり米麺を平らげました。そう、米の麺、もっちりしてて、美味しいんです。子ども用にはちょっと柔かめに茹でるといいかも。

実は今回のつけダレ、大人の私にも結構辛かったです。辛いもの大好きな夫はかなり気に入ってました。大人の夏のメニューにぜひ!米麺はお取り寄せの価値アリです。 [Queenスタッフ・K]

 
recipe by 食の探偵団
優佳子さんからのメッセージ〜お米をもっと食卓に!
 
   2008年は、海外の政治や経済、産業、天候などの要因によって、私たちの食卓が大きく影響を受けることを、いやでも実感させられた年といえます。食料自給率が40%しかないということは、6割を海外からの輸入に頼っていることを意味します。今日は普通に食べられたものが、明日にはもしかしたら手に入らなくなるかもしれません。

 世界の人口が増え、中国などの食生活が大きく変わり、台風や干ばつなどの異常気象も多く観測される状況においては、お金さえ払えば食べものはいつでも手に入るという考えは通用しなくなっています。

 米は減反がすすんでいるとはいえ、今も100%に近い自給率を誇っています。昭和30年代に食べていたお米の量の半分しか、今の私たちはお米を食べていません。食生活は大きく変わってきてしまったので、3食しっかりご飯を食べよう、今の倍は食べようといっても限界があるのも確かです。

 それなら、今まで知らなかった米粉の活用法をあみだしたり、米で作った麺やパンを食べたり、粒食のバリエーションを広げたりということで、もっとお米を楽しくおいしく食べていけたら、と思うのです。

 小麦や大豆、トウモロコシなどの値段が大きく上がっていたとき、実は米の価格も世界的にみると高騰していました。それでも日本で米価がとくにあがった印象がないのは、国内で米を自給できるために、海外の値上がった米を買う必要がなかったからです。
 
 田んぼは一度耕作をやめると、また米を作れるようになるまでに数年かかると言われます。農家の高齢化も懸念されています。米づくりの智恵や技術、田んぼという財産、米を食べるという文化を、私たちがしっかり継承していくことが、これからも安定して食べていくためには大切です。

 これから、米や米製品をおいしく食べるヒントをレシピとともにお送りします。是非、皆さんの日々の食卓に役立ててくださいね。
 
2009年1月 サカイ優佳子
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