<優佳子コメント>
●作り方のポイント
炒めたお米をスープで煮る時間は15〜18分程度。火の加減によっても相当違ってしまいますが…。
もしも火加減ちょっと強くしてしまって米がまだ柔らかくならないのに、焦げちゃいそう〜となったら、スープを少したせばOK。日本の米料理とちがって「赤子泣いても蓋とるな」ってことはいいませんので、途中で味見しながらちょうどいい茹で加減にしてください。私はリゾットもアルデンテが好きなのですが、食の探偵団でリゾットを2種類作ったときに、参加者のほとんどは芯がない軟らかめのご飯のほうが好きだったので、やはり人の好みはいろいろだと思ったものでした。それから、リゾットの場合はあまりご飯が乾いてしまうとおいしさが半減(食感が変わる)するので、少し水分が残る状態で炊き上げるのがコツです。
苺はできれば甘いだけではなく酸味もしっかりあるタイプの方がおいしくできます。
●レシピについて
我が家ではこのレシピ、イタリア的に前菜としてだしています。その後にくるのは肉のこともあるし魚のこともあるのですが、昼だったら、これにサラダとスープがあれば、おもてなしにもOKです。おもてなし料理の場合、味もさることながら、話題提供ってのもひとつなので、これなら「え??なんのリゾット〜?」となることはうけあい。
このレシピが生まれたきっかけって、実は、米の販売会社の仕事で、「○○にあう米料理」っていうのを毎月連載してるんです。それで、なぜかそれがサクランボだったり(!)するわけです。そのイチゴの回で、「イチゴと米ねえ…」と、イチゴ入り酢豚なんぞ作ったのですが、もう1品どうしようと悩んでいたところ、食の探偵団・副団長の田平が「イタリアのある地方ではイチゴリゾットって食べるらしいよ」というので、試作したところ、色もかわいく、おいしくできたので、それから我が家の定番料理の仲間入りをしました。